令和のアイドル、“昭和のアウトロー”に AKBが「仁義なき戦い」舞台化 博多座で11月公演 「あんみつ姫」プロデュース作品も

西日本スポーツ 古川 泰裕

 令和を生きるアイドルの女性たちが、こわもてぞろいの昭和のアウトローに? AKB48と姉妹グループが、福岡市博多区の博多座で11月9日に開幕するAKBグループ特別公演の目玉として、昭和の名作任侠(にんきょう)映画にちなんだ舞台「仁義なき戦い~彼女(おんな)たちの死闘篇~」を披露する。チケットは今月19日、一般販売が始まる。

 「仁義なき戦い」は、戦後の広島で起きた暴力団抗争を描いた実録小説を原作に、1973年に映画化(深作欣二監督)されて大ヒット。その後シリーズ化された。舞台は、博多座が開場20周年を記念して製作。国民的なアイドルたちの体当たりの演技は、博多座の歴史に刻まれる一方、アイドル史の伝説になりそうだ。

 舞台は公演第1部として千秋楽の24日まで22回あり、前・後半で出演者が交代する。初日から14日までは横山由依(AKB48)や田島芽瑠(HKT48)ら、16日から千秋楽までは岡田奈々(AKB48兼STU48)や白間美瑠(NMB48)らが出演予定。地元のHKTからは、かつて博多座製作の舞台で活躍した上野遥や坂口理子ら、グループ最多の16人が参加する。メンバーは登場人物をリアルに演じるため、広島弁や日本刀を使った殺陣などの特訓を続けている。

 公演の第2部では、「劇団あんみつ姫」プロデュースの「レヴュー48」も上演する。福岡市・天神の親不孝通りに構える専用劇場を拠点に、女装した男性たちがさまざまなショーを展開する「あんみつ姫」は、AKB48劇場誕生のきっかけにもなったとか。当日のステージでは特別にアレンジされたAKB48の楽曲も披露するという。

 10月中旬に博多座で開催された取材会には小栗有以(AKB48)と、田中美久(HKT48)が出席。田中は「稽古が進むにつれてメンバーの距離も縮まって、順調です」と一座の結束に手応えを見せ、初めて男性役を演じる小栗は「ふいに出てしまう女の子っぽさをこらえて、行動も姿勢も、男性らしさを意識するように心掛けています」と、はにかんだ。

 自身が演じる役を「けっこう、ずるがしこい」と評した田中は「アクションをやる気満々だったけど、今のところあんまりない。皆さんを笑わせるというか、にぎやかにする役なので、監督さんから『美久は美久らしくでいい』って言われた」と告白。「来てくれた方がたくさん笑ってくれたら、自分の役がはまったってことなのかな」と笑顔を見せた。

 今回が初舞台となる田中は、「任侠」という未知の世界にも「私たちが演じさせていただけるっていうことが光栄。こういう機会をいただけなかったら二度となかったかもしれない。ファンの人に新しい一面を見せられる」と意欲的。博多座ではHKTの若手ユニット「F24」として2度コンサートを行っていることもあり、「緊張しているけど、舞台装置の仕組みとかは詳しい(笑)。AKBのメンバーさんに教えてあげられたら」と、笑顔を見せた。

 また、第2部の「あんみつ姫」がプロデュースするステージにも、同劇場の公演を映像で見たという田中は「ただ踊るだけじゃなくて、ちょっと面白い部分もあった。私たちもやるのかな…?」と、興味津々。日頃から東京・秋葉原の劇場で汗を流す小栗も「AKBの曲をどう演出していただけるのか、すごく楽しみ」と期待を寄せた。

 チケットは19日午前10時から、AKB48グループチケットセンター(ネットのみ)などで販売。観劇料は全席指定で9500円。チケット問い合わせは同チケットセンター専用ダイヤル=0570(044)488=、または博多座電話予約センター=092(263)5555=まで。(古川泰裕)

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