全国を熱狂させた「ON対決」 福岡移転後唯一の敗退

西日本スポーツ

 ホークスと巨人が日本シリーズで相まみえるのは、南海時代も含めて11度目。福岡移転後はダイエー時代の2000年10月21~28日の「ON対決」以来、19年ぶり2度目となる。巨人のV9を支えたダイエー・王監督、巨人・長嶋監督がぶつかる「ON対決」は、全国を熱狂させた。

2000年、巨人-ダイエーの日本シリーズ6試合のスコア
2000年、巨人-ダイエーの日本シリーズ6試合のスコア

 ▼学会で変則日程

 この年、福岡ドーム(現ヤフオクドーム)で第3~5戦が行われるはずだった10月24~26日、同ドームで日本脳神経外科学会が開かれた。1997年に同ドームが先約を入れてしまい、99年にホークス側もこのことを知ったが、1万人規模の大規模な学会で日程を変更できなかった。そのため、第3戦は同23日、2日空いて26、27日に第4、5戦という変則日程になった。

 ▼炎の中継ぎの死

故・藤井投手のひつぎを運ぶ工藤(巨人)と、秋山らダイエーナイン
故・藤井投手のひつぎを運ぶ工藤(巨人)と、秋山らダイエーナイン

 前年にダイエー中継ぎ陣の柱として日本一に貢献した藤井将雄投手が、シリーズ直前の10月13日、肺がんのため、31歳の若さで死去した。通夜や葬儀には、第1戦で先発することになるダイエー・若田部、前年までダイエーでプレーした巨人・工藤の両投手も参列。第1戦で東京ドームの三塁側ベンチには、藤井投手の遺影が掲げられた。

 ▼連勝から4連敗

第1戦に勝利した城島(右端)らダイエーナイン
第1戦に勝利した城島(右端)らダイエーナイン

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第3戦、ダメ押し2ランを放つ巨人・松井

 ダイエーは敵地での第1、2戦でともに逆転で連勝。初戦は同点の9回に先頭のニエベスが槙原から右翼席へ決勝ソロを放ち、第2戦は3点を追う5回に二塁打3本を含む7安打を集中して一挙6点を挙げた。だが福岡に戻ってから勝てなくなり、第5戦ではルーキーの高橋尚に2安打しか打てず、12三振を奪われて完封された。東京での第6戦は3回、鳥越の二塁打で今シリーズで初めて先制したが、その裏に松井の2ランなどで4失点を喫して逆転負け。渡辺正、吉田ら強力な中継ぎ陣を擁しながら2勝4敗で敗退した。MVPは3本塁打の松井、敢闘賞は3戦連発を含む4本塁打の城島だった。

胴上げされる巨人・長嶋監督
胴上げされる巨人・長嶋監督

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 福岡移転後、ホークスはセ全6球団と日本シリーズで対戦したが、唯一の敗退が2000年。唯一勝てていないのが巨人だ。さあ、雪辱だ。

日本シリーズ全成績

日本シリーズ全成績

 

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