福岡、松島のWフェラーリ 2Tずつ取って 中村が指令

西日本スポーツ 伊藤 瀬里加

 中村が「Wフェラーリ」に「2トライ」指令! ラグビーワールドカップ(W杯)日本代表は18日、東京都内で準々決勝南アフリカ戦(20日、味の素スタジアム)に臨むメンバー23人を発表した。バックスで防御のリーダーのCTB中村亮土(サントリー)=鹿児島実高出身=は、日本が世界に誇るフィニッシャー、福岡堅樹(パナソニック)=福岡高出身、松島幸太朗(サントリー)の両WTBに「2トライずつ取って」と求めた。

 試合前会見で恒例となった中村のトライ数予想。報道陣から福岡と松島のトライ数を問われた中村が、隣に座る福岡に「何トライしますか?」と質問を振った。苦笑いで明言を避けた福岡を横目に「(松島と)2トライずつはしてほしいな、と思っています」と頼み込んだ。

 爆発的なスピードでジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)が「フェラーリ」と表現する日本の両ウイング。ここまでのトライ数は、松島が首位タイの5、福岡が3位タイの4を記録している。トライ王を狙えるだけに、中村は「そこも意識してやってほしい」と期待した。

 「フェラーリ」の快走は中村、ラファエレ(神戸製鋼)らCTB陣の支えによるところも大きい。オフロードパスやゴロパントを駆使して好機を演出し、両WTBに託する。福岡も「内側の選手たちが崩して良い形でボールをつないでくれている」と感謝する。「自分のトライ数にはこだわらない」と前置きし「仕事として集中できれば」とフィニッシャーの自覚を示した。

 南アフリカは身長170センチの快足WTBコルビが負傷から復帰。正面で対する福岡は、2016年、7人制のリオデジャネイロ五輪で対戦経験がある。「W杯では自分たちのような小さい選手がどう世界と戦うかの手本のようなプレーをしている」とコルビを評し「勝負していきたい」と力を込めた。

 中村は「もっともっと強いジャパンを見せられると思う。日曜日の試合を楽しみにしてほしい」と自信を見せた。15年の大金星の再現は、左サイドを形成する九州男児が鍵を握る。 (伊藤瀬里加)

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