九産大5年ぶり神宮大会 1年・野口2安打得点機演出

西日本スポーツ 広田 亜貴子

 ◆九州大学野球選手権大会 九産大6-1北九大(24日・ヤフオクドーム)

 5年ぶりの頂点に立った。第26回九州大学野球選手権(西日本新聞社など後援)は24日、福岡市のヤフオクドームで決勝が行われ、九産大(福岡六大学1位)が北九大(九州六大学1位)を6-1で破り、5年ぶり8度目の優勝を決めた。今大会から3番に座った1年生の野口恭佑(創成館)が2安打を放ち得点するなど、下級生が力を発揮した。九産大は14度目となる明治神宮大会(11月15日から6日間、神宮)へ出場する。

 春の雪辱を果たすために、どうしても欲しかった全国大会への出場権。最後の打者を見逃し三振に仕留めると、全選手がマウンドに駆け寄り抱き合った。見守った大久保哲也監督の顔もほころんだが、眼光は鋭いままだ。「春(全日本選手権)は初戦負けし、8月から練習を増やして全国上位を目指してやってきた」。気持ちは全国の舞台へと向かっていた。

 決勝戦に出場した13人のうち、5人が1年生。ルーキーの思い切りの良さが結果に結びついた。「実力で選んでいるが、1年生の活躍が大きい」と指揮官が振り返るように、この日も今大会から3番を担った野口がチャンスメークした。

 0-0の4回無死一塁から右前打で好機を広げ、この回3得点して試合の流れを引き寄せた。7回には先頭打者として右翼線に二塁打を放って打線を引っ張り、この回2得点して試合を決めた。「上級生はプレッシャーがある。そういう時に下級生がいかに頑張れるか」。前日の準決勝では6打数3安打1打点、決勝でも4打数2安打の結果を残した。

 チームは今春の全日本選手権で大商大に1-2で敗れ初戦敗退。それ以降、全国優勝を合言葉に、九州選手権は「目標を達成するためにも優勝」と位置づけてきた。

 投手陣も4人のリレーで北九大打線を3安打、1失点に抑えた。捕手の池間大智(沖縄尚学・1年)は「グラウンドに立つと学年は関係ない。全国も自分が引っ張るつもりで臨む」と頼もしさを見せる。2005年以来の神宮大会優勝に向け、若い力が躍動する。 (広田亜貴子)

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