ソフトバンク4位小林珠維 二刀流区切りつけポスト松田宣に

西日本スポーツ 長浜 幸治

 福岡ソフトバンクからドラフト4位で指名された北海道・東海大札幌高の小林珠維内野手(18)が24日、札幌市の同校で指名あいさつを受けた。投手で最速150キロをマークし、打っては高校通算30本塁打とセンス抜群の逸材はプロでは野手一本で勝負。大分・明豊高時代に最速154キロを出して脚光を浴びた今宮をほうふつさせる才能の塊だが、ホークスで目指すのはタカの元気印、松田宣の後継者だ。

■プロでは内野手

 将来性あふれる「今宮2世」が未来の「熱男」になる。「ガッツあふれるプレーが印象的。自分もそういうタイプなので、チームを乗せられるような選手になりたい」。連日テレビ観戦した日本シリーズでは自然と松田宣に目がいった。「一から全てを教わりたい」と、早くも弟子入りを志願だ。

 高校時代は投手がメインで外野手もこなし、内野守備は練習試合で一塁を数回守っただけ。プロでは新たに内野手に挑戦することになるが、福山チーフスカウトは「身長が大きくて、スピードとパワーを兼ね備えている高校生はなかなかいない。松田宣のように打って走って守って、元気よくやってもらいたい。将来的には右の大砲になってほしい」と大きな期待をかけた。

■俊足50メートル5秒9

 明豊高時代に最速154キロをマークし、プロ入り後は球界屈指の遊撃手に成長した今宮に通じるポテンシャルを持つ。身長183センチ、体重86キロの体格で投手として最速150キロを計測。遠投では120メートルを記録する強肩だ。50メートル5秒9の俊足に高校通算30本塁打を放った長打力も併せ持ち、ドラフトで内野手として指名された直後は「投手としての気持ちも捨てきれなかった」と揺れる思いがあったものの、“二刀流”への思いは振り切っている。

 高い身体能力を育んだのは北の大地ならではのトレーニングだった。小さなころから日常的に父、兄と共にスケートやスキーに出掛け、強い足腰やバランス感覚を築き上げた。

 3年連続日本一を達成したホークスを「すごい選手がたくさんいて、とにかく層が厚い」と競争の厳しさを実感する。それでも「その中で勝負して、負けないよう食い込んでいかないと」。たくましい顔つきを見せた18歳が、未来のホークスを明るく照らす。 (長浜幸治)

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