ソフトバンク工藤監督もびっくり、福岡空港で花道のお出迎え

西日本スポーツ 倉成 孝史

 いざV4へ! 福岡ソフトバンクは24日、工藤公康監督(56)と新たに来季からの2年契約に合意したことを発表した。3年契約の最終年だった今季はレギュラーシーズンこそ2位に終わったが、ポストシーズン10連勝で球団初の3年連続日本一を達成。歓喜から一夜明け、福岡へと戻った指揮官は主力も参加する来月1日からの秋季キャンプで個々のさらなるレベルアップを図り、来季こそリーグV奪回を果たし4年連続日本一を成し遂げることを誓った。

■100メートルの花道でお出迎え

 心地いい凱旋(がいせん)が、リーグV逸の悔しさを晴らしてくれた。午後1時すぎ。3年連続日本一を果たしたナインらが福岡空港に降り立つと、100メートル近い大きな花道ができるほど集結した多くのファンから、大きな拍手と歓声が湧いた。航空会社の職員から花束を受け取った工藤監督は「ファンの方の声で(日本一を)実感できるし、喜んでもらえることで、勝ってよかったなと思う」と、満面の笑みをこぼした。

 レギュラーシーズンとポストシーズンで計154試合を戦い抜いた。春季キャンプからほぼ休みなく動き続けた指揮官の頭の中は、早くもV4へ向けて動きだした。24日、球団は工藤監督と新たに来季から2年契約を結んだことを発表。7年の長期政権を任される指揮官は「身の引き締まる思い。来季はチーム一丸となり、リーグ優勝、そして4年連続日本一を目指し、精いっぱい頑張りたい」と、気持ちを引き締め直した。

 3年連続日本一を果たしたことは事実だが、シーズンで味わった屈辱を糧にV4を目指す。楽天とのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージの初戦を落とした後、2戦目からの連勝で勝ち抜くと、CSファイナルで西武、日本シリーズで巨人を撃破。両リーグの王者をスイープで撃破する圧倒的ともいえる力を見せつけた自軍に足りないものを指揮官はしっかりと自覚している。

 「まずは個人のレベルアップ」と、来月1日からの秋季キャンプでは個々の能力を高めることを求めチーム力向上を目指すが、同時にチーム全体としても課題に取り組む。ずばり「走塁改革第2弾」だ。昨秋には「走塁・盗塁改革」を掲げ、今季チーム盗塁数は昨季の80から113にアップ。だが指揮官は、リーグ王者西武への「負け」を認めることで、真の走塁力向上を目指す考えを示した。

 「一塁から三塁だったり、二塁から本塁。単打での走塁は西武がたけている。うちにない部分」。今季チーム本塁打数はリーグトップの183本をマークしたが、582得点はリーグ4位でトップで756得点の西武とは174点もの差をつけられた。「それ(走塁力)が得点能力につながっていることは間違いない。足の速さだけではない。データを出してみて何がどう違うのか」。まずは得意の分析で課題を洗い出し、工藤ホークスが秋の宮崎からV4へ向けて走りだす。 (倉成孝史)

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