明豊がソフトバンク今宮以来のV 先輩の悔しさバットに

西日本スポーツ 前田 泰子

 ◆高校野球秋季九州大会決勝:大分商5-13明豊(25日・佐賀県立森林公園野球場)

 大分対決は明豊に軍配!! 高校野球の秋季九州大会(第145回九州大会)は25日、佐賀市の県立森林公園野球場で決勝があり、明豊(大分)が大分商に13-5で大勝し、今宮健太(ソフトバンク)を擁した2007年秋以来、24季ぶり2度目の優勝を飾った。明豊は14安打を放ち、4回には2番為藤隆心(2年)の3ラン、3番布施心海(同)のソロの2者連続本塁打などで一挙4点を奪った。今大会は来春の選抜大会の重要な参考資料で、優勝した明豊、準優勝の大分商、4強の鹿児島城西、創成館(長崎)は選抜出場の有力候補となる。優勝した明豊は明治神宮大会(11月15日から6日間、神宮)に出場する。

■1試合平均12・3点

 強力打線でライバル大分商を粉砕した。16-8で打ち勝った大分大会決勝に続く2桁得点で圧勝。昨年の九州大会は春秋連続準優勝の明豊が頂点に立った。3年連続日本一に輝いた福岡ソフトバンクで主力を張る今宮を擁した2007年秋以来、実に24季ぶりだ。

 先輩たちの悔しさをバットに乗せた。今夏の大分大会は準決勝で対戦して3-6で敗退。「夏に負けたので、大分商には絶対に負けたくなかった」とナインは声をそろえる。自慢の強力打線で初回に2点を先制し、3回には3点を加えた。

 4回は2番為藤が右越えの3ランを放ち、3番布施も左超えの特大ソロ。公式戦初本塁打の為藤は「相手投手が代わったばかりだったので初球から思い切って振った」と会心の笑み。5回も適時打を放つなど、積極打法で4打点の大爆発だ。

 布施は20得点した唐津商(佐賀)との初戦に続く今大会2本目のアーチ。高校通算19本塁打の強打者は「自分がチームを引っ張る意識で打っています」と強調。今秋の公式戦は9試合で6試合が2桁得点。1試合平均得点は驚異の12・3点だ。

 川崎絢平監督は「バットが振れないと始まらない。とにかく振り込んだ」と明かすが、長距離打者がそろっているわけではない。ラグビーのワールドカップで史上初の8強入りした日本代表のように、全員でつないで得点するのがスタイルだ。

 布施も「つなげていけば相手は苦しむ。ボール球を振らないことをみんなで徹底しています」と力を込める。今夏の甲子園を逃し、川崎監督は「日本一になろう」と目標を立てた。次の舞台は全国の各地区大会の優勝校が集まる明治神宮大会。九州一の打線を誇る明豊が「秋の日本一」に挑む。 (前田泰子)

PR

高校野球 アクセスランキング

PR

注目のテーマ