JR九州7年ぶり初戦突破 延長10回石橋がスクイズ 社会人野球日本選手権

西日本スポーツ 喜瀬 雅則

■“九州復権”へ「意地」見せる 野中監督

 延長10回につかんだ1死二、三塁の絶好機。JR九州の野中憲二監督は、ここで初球から「セーフティースクイズ」のサインを出した。「必ず走者をかえすバントをしてくれると思っていました」と絶大の信頼を置く存在が28歳の石橋拓朗。一塁側へ転がすと、処理した一塁手が本塁へ悪送球(記録は犠打野選と失策)。7年ぶりの初戦突破となる決勝点を呼び込んだ。

 「二、三塁になっていたんで『来るな』と準備していましたから、全然緊張も、プレッシャーもなかったです」

 社会人6年目の外野手は、代走と守備が中心のスーパーサブだが、普段の打撃練習から状況を自ら設定し「セーフティースクイズは、たくさんやっていますし、絶対にできないといけない」。この日は出番は5回の代走から。延長で巡ってきた2度目の打席で“特技”を披露したというわけだ。

 日本選手権は2009年に優勝、翌10年にも準優勝。しかし12年の8強以来、白星から遠ざかった。しかも同大会での九州勢は、13年にホンダ熊本が1回戦突破を果たした後、5年間白星がなく、今夏の都市対抗でも、九州3チームはいずれも初戦敗退。「九州の意地を見せようと。まずは一つ勝ち、二つ勝てば流れも出てくる」と野中監督は“九州復権”へののろしを上げた。 (喜瀬雅則)

PR

社会人野球 アクセスランキング

PR

注目のテーマ