ソフトバンク・スチュワート、日本食に苦戦も「おなかぷにぷに」解消

西日本スポーツ 長浜 幸治

■米へ帰国

 マッスルボディーで新人王!! 今年6月に加入した福岡ソフトバンクのカーター・スチュワート投手(19)が27日、福岡空港から米国に向けて帰国の途に就いた。昨年メジャーのドラフト1巡目指名を受けた大物右腕は、今季ファームで先発を重ねて経験を積んだ。今オフには現在から10キロ増の体重110キロを目標としてトレーニングに励む。最速98マイル(約158キロ)右腕がさらなるパワーアップを遂げ、1軍デビュー、そして資格を持つ新人王を狙う。

■下半身強化軸に

 約5カ月ぶりの帰国に、19歳の表情は自然と柔らかくなった。「ゴルフをたくさんするよ。歩くからトレーニングにもなるしね」。スチュワートにとってプロとして初めてのオフ。異国での1人暮らしという慣れない環境で疲れた心を癒やすだけではない。「(来春の)キャンプでしっかりアピールして、早く1軍で投げたいね」と来季をしっかり見据えた。

 6年総額700万ドル(約7億6000万円。金額は推定)という大型契約でホークスに入団したメジャードラ1右腕。今季は3軍戦10試合に登板(全て先発)し、4勝3敗、防御率4・36で圧倒的な数字を残すことはできなかった。首脳陣からは「確かに才能は素晴らしいが、体力、特に下半身の力はまだまだ」と指摘する声も上がった。それでも本人は「体の使い方、メカニックの部分は良くなってきている。日本の野球にも慣れてきたし、成長できたかなと思う」と自信をのぞかせる。

 ただ私生活も苦労の連続だった。6月1日の来日直後から面倒を見ていた両親が同月下旬に帰国。本人はその直後に風邪をひき、3軍デビュー戦の予定が3日ずれ込んだ。日本食にも慣れず、福岡市内の自宅近くのスーパーで食材を買って自炊したり、宅配業者に食事を頼んだりする日々。それでも最近はカレーライスを食べられるようになったといい「少しずつ慣れてきたよ」とたくましさを増してきた。

 日本での5カ月間で体重は5キロ減り、現在は100キロ。上田通訳は「来日当初はおなかがぷにぷにしていたけど、体脂肪率が落ちてスリムになった」と語る。そしてスチュワートは目標とする来季の1軍デビューに向けて、米国でさらなるパワーアップを図る。球団から手渡された下半身強化を中心としたトレーニングマニュアルを基に、フロリダ州のジムでトレーニングを重ね、春季キャンプ直前の来年1月下旬に来日する予定だ。

 米アマチュアから異例の日本プロ野球入り。外国人枠ながら海外のプロリーグに所属した経験がないため、新人王の資格を有する。スチュワートは「タイトルが取れれば最高だね」と笑みを浮かべる。充実のオフでマッスル化を成し遂げ、1軍で結果を出してみせる。 (長浜幸治)

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