毒島SG連続V ダービー初制覇 ボートレースダービー 【児島】

西日本スポーツ 荒木 翔吾

 晴れの国・岡山を舞台にしのぎを削った、児島ボートのSG「第66回ボートレースダービー」(優勝賞金3900万円)は最終日の27日、12Rで優勝戦を争い、1号艇の毒島誠(35)=群馬=がイン完封劇。9月の大村メモリアルに続くSG連続Vを達成した。ダービー初、SGは6度目のV。2着に3号艇の石野貴之、3着に2号艇の馬場貴也が入り、本命サイドの決着。雨の2日目を除けば天候にも恵まれた6日間の総売上額は106億710万5100円で、目標額(100億円)を上回る盛況で幕を閉じた。

■ヒーロー

 屈指の旋回力を誇る男の頭上にまた一つ、大きな栄冠が加わった。1万人を超えるファンの熱気と興奮に包まれた優勝戦。最も視線を集めた1号艇の毒島誠は、コンマ10のトップSで他艇を圧倒。「展示と同じような起こし方ができたので、Sは勘通り。1Mもしっかり回れたので大丈夫と思った」。初制覇の懸かるダービーの優勝戦1枠でも強心臓ぶりを存分に発揮し、実に冷静にレースを振り返った。

■師匠への恩返し

 初日ドリームこそ6着大敗を喫したが、2走目以降はオール3連対と完全にリズムに乗った。「エンジン本体の力強さを引き出せたと思う」。持ち前の調整力が巻き返しの下支えとなったが、それと同時に強い意欲を生んだのが師匠・江口晃生の存在。「父というか、僕の人間形成をしてくれた偉大な人。その師匠の前でSGを取れて本当に良かった」。弟子として最高の恩返しを、ダービーという栄誉あるタイトルで果たすことができた。

■賞金トップ浮上

 大村メモリアルに続くグランデ5の連続Vで獲得賞金は1億3000万円を超え、賞金ランクは吉川元浩を抜いてトップに浮上。今年はナイター開催の住之江グランプリへ、2年連続賞金トップでの出場が現実味を帯びてきた。その前に、11月には同じくナイターの桐生チャレンジカップも待つ。「次は地元のSG。気を引き締めて盛り上げたい」。ナイターSGで5Vを誇る正真正銘の“夜王”には、誰も成し遂げたことのないSG4連続Vという大記録の期待までかけてみたい。 (荒木翔吾)

 ◆毒島誠(ぶすじま・まこと)1984年1月8日生まれの35歳。群馬県桐生市出身。2003年5月、桐生デビューの92期。13年若松オーシャンカップでSG初優出(3)を果たすと、同年まるがめメモリアルで初V。SGは16優出6Vで、これまでの5Vはいずれもナイター開催という現代の“ナイターキング”。趣味は釣りや山登り。163センチ、53キロ、B型。

【優勝戦VTR】

 進入はS展示同様、(1)(2)(3)/(4)(5)(6)のゆったりとした枠なり3対3。

 スリットはやや中ヘコミの隊形も、インからトップSを踏み込んだ毒島がしっかり先マイ。バックに入ると早々と後続を突き放した。2番手は、外に石野、中に馬場、内に松田と3艇がひしめく激戦だったが、石野が内へと締め込んで1周2Mを先取って抜け出し決着。次いで3着争いは、2周1Mで果敢に攻めて石野を追った松田が大きく流れ、馬場が確保した。

■戦い終わって

 石野貴之(2着)結果は上出来。菊地孝平選手(の賞金)を抜いたので。足は抜群でした。

 馬場貴也(3着)しっかりと仕上げることができて、いいレースができた。今後もチャレンジカップ、グランプリに向けて、しっかり準備したい。

 木下翔太(4着)思い切ったSが行けなかったが、道中は追い上げての4着。賞金の上積みができて良かった。チャレンジカップも頑張りたい。

 松田祐季(5着)優勝戦の仕上がりが一番良かった。レースではミスが多かったが、初めてのSG優勝戦を楽しめたと思う。

 前田将太(6着)Sは自分なりに行けたが展開がなかった。松田さんには直線で伸びられた。この経験を糧に、これからも頑張りたい。

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