残り1分…逆転で夢舞台へ 東海大福岡ウインターカップ初切符

西日本スポーツ 前田 泰子

 高校バスケットの冬の日本一を決める全国高校選手権(ウインターカップ、12月23日~29日・東京)の福岡県予選は27日、福岡県宗像市の東海大福岡高で男女の準決勝が行われ、女子は東海大福岡が中村学園女子を68-66で破り初のウインターカップ出場を決めた。終盤までもつれこむ接戦となり、残り2分を切って稲福七海(3年)の3点シュートで追い付き、残り1分を切って逆転。決勝に進出し初のウインターカップ出場権を得た。全国総体8強の精華女子は福岡大若葉を93-76で破り3年連続のウインターカップ出場を決めた。男子は全国総体優勝で、すでに出場権がある福岡第一が中村学園三陽を106-47で下し決勝へ進出。福岡大大濠は祐誠を109-32で破り、2年ぶりの出場を決めた。

■総体予選の雪辱

 コートで抱き合った東海大福岡の選手の涙が止まらない。自校開催で声援を送ってくれた他の部活動の部員や学校関係者の目の前で初のウインターカップ出場を決めた。「めちゃくちゃ励みになった」と稲福主将は応援に感謝した。

 前半はリードしていたが、第3クオーターで形勢が逆転した。第4クオーターの終盤で追い上げ、残り1分30秒で主将の稲福の3ポイントシュートで追い付いた。残り1分を切って相手の反則でフリースローを得た内藤唯が2本を決めてついに逆転。「最後は緊張せずに決められた」と内藤は振り返った。

 苦しい時間帯は選手同士が声をかけ合って気持ちをつないだ。「夏までは見られなかった姿。一度崩れると立て直せなかった」と宮崎優介監督は成長を認める。バラバラだったチームは夏以降、選手同士で積極的にコミュニケーションを取るようになった。全員が一つになり、全国総体県予選では14点差で敗れた相手に雪辱した。

 成長した選手たちが次に目指すのは県ナンバーワンの座。決勝は昨年の女王、精華女子との対戦だ。「県で1位になって全国8強が目標です」と稲福主将は全員の思いを口にした。 (前田泰子)

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