侍ジョーカーはソフトバンク高橋礼 プレミア12公式球で投球に幅も

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 侍Jのジョーカーだ! 福岡ソフトバンクの高橋礼投手(23)は、11月に開催される国際大会「プレミア12」で先発、中継ぎのいずれかに固定することなく起用される方針になった。28日に侍ジャパンに合流し、沖縄セルラースタジアム那覇で行われた練習に参加。下手投げ右腕を建山投手コーチは「貴重な存在」と高く評価。サブマリンがマルチな働きで、世界一への扉をこじ開ける。

■31日リリーフ予定

 日本シリーズを戦ったホークス、巨人勢も合流し、宮崎から沖縄に場所を移して侍ジャパンの合宿が再開した。慣れ親しんだホークスのユニホームから胸に日の丸をつける侍ジャパンの“正装”に装いを変えた高橋は気持ちも新たにした。「緊張感が高まっている。日本中が注目していると思うので、トップチームとしての自覚を持たないといけない」。最高気温28度と、まだ夏の日差しが降り注ぐ島で充実の汗を流した。

 2年目の今季、初めて規定投球回に到達し12勝を挙げたサブマリンは、巨人山口が先発する31日の強化試合カナダ戦でリリーフ登板する予定。台湾で行われる1次ラウンドは「第2先発」に近い形になる可能性が高いが、起用法はその限りではないという。選出された投手13人の中で下手投げは高橋ただ一人。建山投手コーチは「貴重な存在なので先発、中継ぎとしてマルチに働いてほしい」と多様な起用法を想定していることを明かした。

■公式球を初の試投

 チームでは先発としての地位を確立した一方で、侍ジャパンでは初選出となった昨年11月の日米野球で第1、4戦に登板し、計4イニングを4奪三振、1失点(自責0)。アンダースローから繰り出す140キロに迫る直球を武器にメジャーリーガーを翻弄(ほんろう)し、初対戦の外国人打者にも通用することを証明している。

 この日は「プレミア12」で使用される公式球も初めて試投。全体メニューを終えると、その感触を確かめるようにキャッチボールを“おかわり”し、遠投や近距離で力を入れたボールを投げ込んだ。「小さいと言われている通り。高めに浮きやすいので、もしかしたら高めも使えるかもしれない」と投球の幅が広がる手応えも得ていた。持ち味である高めの直球が威力を増せば、世界一へ向け、ますます重宝されるピースになる。 (鎌田真一郎)

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