ソフトバンク和田「来季はもう始まっている」志願の秋の狙いとは

西日本スポーツ 長浜 幸治

 14年目シーズンへ始動-。福岡ソフトバンクの和田毅投手(38)が30日、2010年以来、自身9年ぶりとなる宮崎秋季キャンプへの参加を志願したことを明かした。左肩痛から復帰した今季は651日ぶりの白星を挙げるなどレギュラーシーズン4勝をマーク。日本シリーズでも3年連続制覇が懸かった一戦で白星をつかみ、復活を強く印象づけた。来季の目標に4年ぶりの「完投」を掲げる左腕。宮崎で「実りの秋」を目指す。

■最後の完投は3年前

 来季プロ18年目のベテランが、9年ぶりに「秋の宮崎」で汗を流す。荷物整理のためヤフオクドームを訪れた和田は「左肩のケアを含めて、秋季キャンプに行った方が自分のためになるかなと。参加させてくださいとお願いしました」と志願の参加を明かした。

 フル稼働を目指す来季への決意の表れだ。ホークス復帰2年目の2017年は秋季キャンプ参加を見送り、翌18年の春季キャンプ中に左肩違和感を訴えた。そこから今年6月の戦列復帰までに1年以上を要したこともあり、38歳は秋季キャンプ参加を選択した。

■現役で通算5位タイ

 「17年のこともあるし、年齢も上がってきた。(秋季キャンプの)3週間でしっかりケアをして、来年に向けた準備をしっかりやりたい」。大一番での強さも見せた今季は4勝4敗、防御率3・90。左肩に問題がなければ結果を残せるという手応えはつかんでいる。

 巨人との日本シリーズ第4戦でも5回無失点で白星を挙げたが、「先発完投」の美学を持つ左腕は現状に満足していない。「今年は5、6回での降板が多かった。来年はもっと伸ばさないといけないし、投手である以上は完投できる体に戻したい」と強調した。

■下半身中心に鍛える

 1年目の03年には自己最多の8完投を記録し、通算38完投はNPBの現役選手では5位タイ。ただ、16年8月12日のロッテ戦が最後の完投となっているだけに、今秋だけでなく、その後の自主トレでも下半身を中心にいじめ抜いて「完投ボディー」を仕上げる。

 「しっかり上(1軍)で投げられる人がローテに入る。若手も含めてみんなで競争。自分も今年以上の投球ができるようにしないといけない」。伸び盛りがそろう投手陣にあって、チーム最年長の38歳はさらに続けた。「来季はもう始まっている」。充実の秋を糧に39歳の飛躍を期す。 (長浜幸治)

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