ソフトバンク・ドラフト5位柳町、谷沢らに並ぶ東京六大学歴代14位111安打

西日本スポーツ 長浜 幸治

 福岡ソフトバンクからドラフト5位で指名された慶大の柳町達外野手(22)が2日、大学日本一を手土産にプロに飛び込むことを誓った。東京六大学秋季リーグ戦(神宮)で早大に7-1で勝利。無傷の9連勝で3季ぶり37度目の優勝を飾り、15日開幕の明治神宮大会出場を決めた。今秋ドラフトでホークスに指名された大学生3人が出場する秋の神宮で、この日の2安打でリーグ戦通算安打数を歴代14位タイの111本に伸ばした好打者が「一番星」を狙う。

 宿敵早大を破り、9連勝でのリーグ制覇。柳町は左翼から跳びはねるようにマウンドへ向かい、歓喜の輪に加わった。「秋は自分の成績があまり良くなかったけど、周りがカバーしてくれた。最高にうれしい」。ホークス5位指名された好打者は喜びを爆発させた。

 伝統の一戦に「3番中堅」で先発し、初回に相手左腕の内寄り直球を中前に運ぶと、9回にも右腕の直球を左前に落とした。福山チーフスカウトが「スイングスピードが速く、広角に打ち分けられる」と評したように、左打席から快打を逆方向にも運んだ。

 この日の2安打で、東京六大学リーグ戦での安打数を通算111安打として歴代14位タイに浮上。早大から中日に進み、プロ通算2062安打を放った谷沢健一氏、慶大の大先輩で巨人と近鉄でプレーした大森剛氏らと並び、「持ち味をしっかり出せた」と積み重ねた数字に胸を張った。

 次の目標は、明治神宮大会での大学日本一だ。同じソフトバンクからドラフト2位指名された海野隆司捕手(東海大)、同3位指名の津森宥紀投手(東北福祉大)も出場するだけに「入団したら仲良くやりたいけど、対戦するなら当然敵。活躍して一番目立ちたい」とライバル心を燃やす。

 地元の茨城県を離れて神奈川・慶応高に進んだのは、子どものころに抱いた憧れがあったから。「小さいころに慶早戦をテレビで見て、格好いいなと思った。今はその慶応のユニホームを着てプレーできている。幸せです」と口にする。

 慶大で過去2度出場した全国大会(2017年の明治神宮大会と18年の全日本大学選手権)では頂点に立てなかった。「日本一を取って、自信を胸にプロに飛び込みたいですね」。爽やかな笑みを浮かべた22歳のイケメンが「三度目の正直」に挑む。 (長浜幸治)

PR

PR

注目のテーマ