柔道メダリスト2世対決「斉藤VS小川」 延長戦の末に勝ったのは

西日本スポーツ

 ◆講道館杯全日本柔道体重別選手権最終日 男子100キロ超級(3日・千葉ポートアリーナ)

 豪華な“2世対決”が実現した。男子最重量級で1984年ロサンゼルス、88年ソウルの五輪2大会で連覇した故斉藤仁さんの次男立(国士舘高)と、92年バルセロナ五輪銀メダリスト小川直也さんの長男雄勢(パーク24)が敗者復活戦で対戦。斉藤が指導3で制した。

 2人の父はソウル五輪代表を争った間柄だ。88年に福岡市で開催された全日本選抜体重別選手権では斉藤仁が決勝で小川直也に勝って、同五輪代表を決めた。

 21年の時を経て、5学年違いの息子同士が初めて対戦。直也さんが見守る中、積極的に技を繰り出したのは斉藤の方だった。果敢に大外刈りを狙い、小川が懸命にこらえる展開が続いた。最後は延長37秒、小川に三つ目の指導が与えられた。2018年世界選手権代表の意地を見せられず、小川は「高校生を相手に投げられなかった」と唇をかんだ。斉藤は「年下だし、しっかりと思い切ってやるだけ、と臨んだ。思った以上にスタミナを奪われた」と振り返った。続く3位決定戦でも敗れ「いいところは何もなかった」と表情はさえなかった。

 今大会の結果により、2人とも東京五輪100キロ超級の代表入りは絶望的となった。もっとも、斉藤は17歳、小川は23歳で、東京の次の大会となる24年パリ五輪代表を狙える位置にいる。斉藤は「(パリは)見据えているけど、まずは目の前の試合に全力でぶつかりたい」と意気込む。5年後のパリへ、2人が令和の名勝負を繰り広げるかもしれない。(伊藤瀬里加)

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