山田真子K1参戦 元ボクシング世界女王

西日本スポーツ 広田 亜貴子

 元ボクシング世界女王がK-1デビュー! 世界ボクシング機構(WBO)女子ミニフライ級元王者の山田真子(25)が8日にキックボクシングK-1の「KRUSH FIGHT107」(東京・後楽園ホール)に初参戦する。19歳で世界女王となった山田は、地元の福岡県糸島市で自らが会長を務めるキックボクシングジム「KINGS」で指導を続けているうちに闘いへの思いが再燃。女子アトム級の2分3回戦(延長1回)で対戦する高校生ファイターのMOEを相手に、その思いを爆発させる。

■19歳で頂点到達

 初のK-1挑戦にも迷いはない。「自分の闘い方ができれば大丈夫。緊張感を含めて楽しみたい」と山田は明るい笑顔に自信をのぞかせる。

 2014年に敵地韓国でWBO女子ミニフライ級王者のホン・ソヨンに2-1で判定勝ち。19歳で世界の頂点を極めた。だが、同年に引退。アトム級の日本王座を獲得したこともあるキックボクサーだった山田は地元の福岡県糸島市に立ち上げたキックボクシングジム「KINGS」で子どもたちや一般の会員に指導を続けてきた。

 第一線を退き、指導者としてキックボクシングに携わる中で「続けていたらどうなったかなと、ふと思うことがあった」。若い選手の姿に刺激を受け、まだやれるんじゃないかという思いがふつふつと沸いた。背中を押したのは二人三脚で格闘技ロードを歩んできた父記義さん。「もう一度復帰して、もう一花咲かせてもいいんじゃないか。やると決めるなら応援、サポートするけん」。その一言で覚悟を決めた。

■「バシッと勝つ」

 昼間はジムで指導し、練習は仕事を終えた午後7時以降。毎日10キロのロードワークは欠かさず、夜遅くまでサンドバッグに打ち込む。指導の合間を縫って出稽古にも行き、休みなく自分を追い込み続ける。「これからどうなるか分からないけど、それが楽しみだったりもする。自分が納得いくまでオファーいただいた試合に向かいたい」と30歳ごろまで続けるつもりという現役生活で完全燃焼を誓う。

 初のK-1の舞台で相対するのは17歳の高校生ファイター、MOE。「インパクトある試合をして、バシッと勝ちたい」。“博多のスピードスター”の異名を持つ元世界王者の新たな挑戦が始まる。 (広田亜貴子)

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