3年連続2位から悲願初V 都大路決めた福岡・自由ケ丘監督「本当につらかった」

西日本スポーツ 前田 泰子

 ◆全国高校駅伝福岡県予選(3日=福岡・嘉穂総合運動公園発着/男子7区間42・195キロ、女子5区間21・0975キロ)

 男子は自由ケ丘が2位大牟田に50秒差をつける2時間5分49秒で初優勝を果たし、初の都大路出場を決めた。4区の松並昂勢(3年)で逆転しそのまま首位をキープ。3人が区間新記録をマークする走りで頂点に立った。男女とも上位3チームが九州大会(16日、大分県宇佐市)に出場する。

 シルバーコレクターがようやく最後の壁を突き破った。3年間、福岡県大会で準優勝だった自由ケ丘がついに、大牟田を破り福岡の頂点に立った。「強い選手もいたのに結果が出せず、本当につらかった」。就任18年目の岸本隆雄監督はインタビューで声を詰まらせた。

 3区までは大牟田と目まぐるしくトップが交代する接戦だったが、勝利への強い思いが苦しいレースの支えになった。4区(8・0875キロ)の松並昂勢(3年)が7キロ付近でスパートをかけると区間新の快走でトップで5区へつないだ。5区間で区間賞を取り、5区の緒方春斗(同)、6区の塚田翔伍(同)も区間新を樹立。大牟田に50秒差をつけた完勝だった。

 勝ちたかった。3年生は2年連続準優勝の悔しさを味わっていた。「県で勝って全国で勝負したかった。苦しかったけど報われた」と主将の塚田。塚田は中学までサッカーをしていたが、一般受験で入学し「中学までと別の部活をしたい」と駅伝部に入部した。「誰よりも練習する」と岸本監督が認める練習量でレギュラーになり主将を任された。主将就任後は選手だけでミーティングを開き「先生に頼らないチームづくりをしてきた」と自主性を重んじてきた。

 2時間5分49秒の好記録で優勝。準優勝に泣いた先輩の思いも背負い、福岡代表のナンバー「40」をつけて都大路を駆け抜ける。「全国で入賞したい」と塚田主将は新たな目標を掲げた。 (前田泰子)

   ◇    ◇

 【男子成績】(1)自由ケ丘2時間5分49秒(2)大牟田2時間6分39秒(3)福岡第一2時間10分50秒

 【男子区間賞】1区10キロ=山本歩夢(自由ケ丘)30分29秒▽2区3キロ=太田蒼生(大牟田)8分23秒▽3区8・1075キロ=尾方馨斗(自由ケ丘)24分29秒▽4区8・0875キロ=松並昂勢(同)23分55秒▽5区3キロ=緒方春斗(同)8分14秒▽6区5キロ=塚田翔伍(同)14分49秒▽7区5キロ=荒巻朋熙(大牟田)15分0秒

 【女子成績】(1)筑紫女学園1時間9分35秒(2)北九州市立1時間10分50秒(3)東海大福岡1時間12分18秒

 【女子区間賞】1区6キロ=酒井美玖(北九州市立)19分25秒▽2区4・0975キロ=永長里緒(筑紫女学園)13分16秒▽3区3キロ=市原沙南(同)9分42秒▽4区3キロ=市川碧花(同)9分47秒▽5区5キロ=中才茉子(同)16分56秒

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