侍ジャパン甲斐野あるぞ勝利の方程式入り 建山コーチ「7回もそうだし、その後も」

西日本スポーツ 松田 達也 鎌田 真一郎

 【桃園(台湾)松田達也、鎌田真一郎】ルーキーで唯一の侍ジャパンメンバーである福岡ソフトバンクの甲斐野央投手(22)が3日、国際大会「プレミア12」で「勝利の方程式」を託される可能性が浮上した。建山投手コーチが「7回だけでなく、その後ろを任せることもあり得る」と右腕の起用法について語った。この日は、同大会1次ラウンドB組で日本が第1、2戦を戦う桃園で台湾入りして初めての練習を行った。

■マウンドの傾斜確認

 桃園国際野球場に姿を現した甲斐野は、高橋礼とともにマウンドへ向かうと投げるしぐさで傾斜を確認、特徴の把握に余念がなかった。「だいぶ低い。角度がないし、直球が浮きそうな感じがする。打者が優位かもしれない」。警戒心を強めると、芝生が生えそろった内野で打球を処理するイメージを高めた。

 すっかりチームに溶け込む度胸抜群のルーキー侍には、建山投手コーチも期待を寄せる。「7回もそうだし(他投手の)連投が続けば、その後で投げてもらう可能性もある」と、「勝利の方程式」の一角としての起用を示唆した。

 接戦を制した1日の強化試合カナダ戦(那覇)は、8回を山本が投げ、9回は今季最年少で通算150セーブを達成した山崎が締めた。パ・リーグ最優秀防御率右腕のセットアッパー起用は目玉の一つだが、連投が発生すれば起用法は流動的にならざるを得ない。

 一方、1年目ながらチームトップの65試合に登板した甲斐野は、クローザーの森が故障離脱した際にセーブ機会で登板するなど、適応能力の高さは証明済み。建山コーチは「シーズン通してリリーフで投げ、力もある」と評価。しびれる場面を任されることも十分にあり得る。「本当の侍になれるようにがんばります」。初々しく、その時を心待ちにした。

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