ソフトバンク今宮がGG賞返り咲きへ「工藤メソッド」導入

西日本スポーツ 倉成 孝史

■秋季キャンプ

 「フル出場ボディー」で栄誉奪回だ! 福岡ソフトバンクの今宮健太内野手(28)が、来季の3年ぶりのゴールデングラブ賞受賞を誓った。今季は左太もも裏痛の影響で6月下旬から約1カ月の離脱。出場106試合にとどまったこともあり、2017年まで5年連続と常連だった同賞を昨季に続き西武・源田に奪われた。今キャンプではけがに強い体を目指し工藤公康監督(56)に弟子入り。4日も指揮官とマンツーマンで1時間半以上体をいじめ抜いた内野の要が、来季は「定位置」に返り咲く。

 内野の要としての強い責任感が、表情ににじむ。午後の室内練習場。工藤監督にレクチャーを受けながらの体幹強化メニューを、今宮は決して手を抜くことなく一つ一つの動作を丁寧に行った。「今日も、みっちりでしたね」。1時間半のマンツーマントレーニングを終えたその表情には、充実感しかない。

■扇の要の責任感

 秋季キャンプ初日も「工藤塾」で体をいじめ抜いた今宮は、指揮官への弟子入りの理由を「勉強したい」と明確に明かす。「若い時はそんなことを思ったこともなかったけど、やっぱりけがをしたから。ショートなんでね。コロコロ代わるわけにはいかない」。左太もも裏痛の影響で、内野の要ながら今季106試合の出場にとどまってしまったことに対する反省の思いが体を突き動かしている。

 「工藤メソッド」で体をいじめ抜き、けがに強い体を手に入れる。もちろん来季の全試合出場という目標と、奪い返さなければならない「栄誉」があるからだ。2013年から5年連続でゴールデングラブ賞を受賞。だが18年は故障で2度出場登録を外れた影響で、レギュラー定着後初めて規定打席にも届かず、同賞を西武の源田に奪われた。奪回を誓っていた今季も、左太もも裏痛の影響で出場106試合。「今年は源田。勝てるわけがないし、逆に僕がもらっていたとしたら申し訳なさすぎる」。内野の要として、出場試合数の少なさに同賞の「資格」すらないと強調する。

 「本当にうまいと思う」と源田の守備技術も高く認めているが、それだけに負けん気は高まる。「同じ大分の後輩であんな強力なライバルがいるのはうれしいこと。(来季は)お互いに143試合出て勝負したい。そして勝ちたい」

 主力は練習メニューを任せられているが、第1クール最終日の4日も午後5時すぎまで球場に残りトレーニングやケアを続けた。「とにかく一年間けががないように」。そうすれば、金色のグラブは奪い返すことができると信じている。 (倉成孝史)

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