なでしこ杉田“ひな”祭りに期待 10日南ア戦、地元で初ゴールなるか

西日本スポーツ 末継 智章

■代表合宿

 地元で見せる“ひな”祭り!! 10日に北九州市のミクニワールドスタジアム北九州で南アフリカとの国際親善試合を行うサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」が5日、同市内で合宿を始めた。同市出身のMF杉田妃和(22)=INAC神戸=は、中学生以来となる地元での試合で攻守両面での活躍を決意。持ち味の運動量を生かし、同じボランチの猶本光(25)=フライブルク、福岡県小郡市出身=らとの東京五輪代表争いで優位に立つ意気込みだ。

 北九州に帰ってきたなでしこの要の体は、自然と前に進んでいた。練習冒頭のウオーミングアップを兼ねた選手全員でのランニング。普段は集団の真ん中付近にいるという杉田が選手たちの先頭を走り、先導したフィジカルコーチの真後ろで汗を流した。「ちょっと気合が入っていたのかな。地元でプレーすることはなかなかないので楽しみ」。中学以来という故郷での試合に心躍らせる。

 杉田にとって成長した姿を披露する貴重な場だ。中学時代は力強いドリブル突破や利き足の左足から出すスルーパスなどが武器の攻撃的MF。高倉麻子監督が指揮した2014年のU-17(17歳以下)女子ワールドカップ(W杯)で守備的MFとして優勝に貢献し、運動量を生かした守備への評価も高まった。

 日本が16強で敗退した6月の女子W杯でも守備では一定の手応えを得た。「海外の選手が相手でも当たり負けない守りを見せる。その上でゴール前に上がっていく強みも見せる」。ミクスタで縦横無尽の活躍をし、10月に4-0で制したカナダ戦に続く快勝を故郷のファンに届けるつもりだ。

■先輩猶本にライバル心

 今回は同じ福岡県出身の猶本が代表に復帰した。杉田は小学6年の時、九州の有望選手が集まった「九州トレセン」で中学3年の猶本と初対面。「自分の中ではお姉さん。一緒にプレーをして、負けたくないなという気持ちにさせてもらった」と振り返る。

 来年の東京五輪の代表メンバーは18人。「お姉さん」から今や「ライバル」になった同じボランチの選手には負けられない。杉田は「周りと合わせたプレーをしながら、自分の意思を見せる場面があってもいい」と積極的な攻撃参加も示唆。待望の代表初ゴールを故郷で決める予感すら漂わせた。 (末継智章)

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