新天地のソフトバンクでも先発を発掘 北九州市出身の森山投手コーチ

西日本スポーツ 山田 孝人

■就任会見

 福岡ソフトバンクの森山良二新1軍投手コーチ(56)が“外からの目”で新たな先発ローテーション投手を発掘する。6日に秋季キャンプ地の宮崎市で就任会見に臨んだ森山投手コーチは今季投手コーチを務めた楽天で則本昂や岸らが長期不在の中、若手を抜てきして3位に導く手腕を発揮。3年連続の日本一に輝いたホークスだが先発の駒不足に苦しんだだけに、長年、他球団でコーチを歴任した経験を基にした眼力で、タカ投を見定めて先発陣を再構成していく。

■北九州市出身「帰ってきた」

 午前中に会見を終えると、森山投手コーチは投手陣に鋭い視線を送り続けた。今季まで楽天で投手コーチを務めており、外部から見ていたホークスについては「後ろの投手が強力」と分析。その上で「先発が6回、7回投げるのが理想だと思う。長い回を投げてもらいたい。コンディショニングの担当と相談しながらやっていきたい」と今季は駒不足に泣く時期もあった先発陣の強化を目標に掲げた。

 そのために、秋季キャンプは発掘選定作業にかかる。横浜(現DeNA)や西武、楽天で長年指導してきた経験を生かし、エース千賀や高橋礼、ベテラン和田に続く、計算できる先発ローテーション投手を見極める考えだ。「球が強い投手が多く楽しみ。フラットで新鮮な目線で、秋季キャンプの残り2週間、まず選手を見る。そういう目も必要だと思う。若い選手も多いので(ローテ入りへの)チャンスは多い」とアピールを促しつつ、来季の先発転向を目指す高橋純らにじっくりと視線を向けた。

 楽天は今季、則本昂と岸が長期の不在となったが、中継ぎだった4年目の石橋を「シュートが非常に良かった」と、先発の適性を見抜いて抜てき。右腕は最終的に8勝をマークしてチームも3位と躍進した。クライマックスシリーズでは、ホークスを追い詰めるなど森山投手コーチの卓越した手腕に対する評価は高い。三笠ゼネラルマネジャーも「投手王国づくりに貢献してもらいたい」と大きな期待を寄せた。

 北九州市出身。地元球団のユニホームに初めて袖を通し、森山コーチは「自宅も福岡にある。帰ってきたという気持ち。うれしいし、ワクワクしている」と笑った。一方で「(日本シリーズを)3連覇した強いチームなので重圧はあるが4連覇、5連覇できるよう、お手伝いをしたい」と表情を引き締めた。来季、3年ぶりとなるリーグVと日本シリーズ4連覇へ。持てる全ての力を注ぎ、新たな先発陣を構成する。 (山田孝人)

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