東京五輪出場へキューバ危機 プレミア敗退で狭き門

西日本スポーツ

 ◆プレミア12 1次ラウンドC組 韓国7-0キューバ(8日、韓国・高尺スカイドーム)

 キューバがすでに2次ラウンド(R)進出を決めていた韓国に大敗。大会規定で勝てば1位通過、負ければ敗退という状況で、1勝2敗で早々と大会を去ることとなった。

 今大会は4番デスパイネが打率1割6分7厘、日本シリーズMVPの3番グラシアルはサヨナラ犠飛もあったが大会通じ無安打。頼みのソフトバンク・コンビの調子が上がらず、1次Rの3試合で2度の零敗を喫した。投手陣もピリッとせず、先発が7日オーストラリア戦で1死も取れず降板、この試合も2回無死で降板と試合をつくれなかった。

 五輪、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)、プレミア12を通じ、最初のラウンドでの敗退は初めて。今大会は2020年東京五輪の予選を兼ね、日本を除くアジア・オセアニア最上位と、米大陸最上位が出場権を得られた。だが準々決勝で韓国に敗れた前回大会の成績にも及ばず、貴重なチャンスを逸した。

 五輪で野球が正式種目として採用された5度の五輪で金メダル3度、銀メダル2度。かつての最強軍団も、有力選手の相次ぐ亡命もあって近年は弱体化が目立つ。キューバ野球連盟は昨年12月に米大リーグ機構(MLB)と選手の移籍に関する協定を締結。キューバ人選手が亡命せずメジャーでプレーできる機会を探っていたが、トランプ米政権はこの協定を無効とした。

 東京五輪には6チームが出場する。開催国の日本と、欧州・アフリカ予選を勝ち上がったイスラエルの出場は決定済み。今回のプレミア12で日本を除くアジア・オセアニア最上位と、米大陸最上位が出場権を得る。来年3月に米国で行われる米大陸予選(米アリゾナ)で1チーム、その後に台湾で行われる大陸間予選で1チームが出場権を獲得し、6チームが出そろう。

 キューバは今夏、ペルーで行われたパンアメリカン大会でも予選リーグ敗退を味わった。「赤い稲妻」は狭くなった門をくぐり抜け、再び五輪の舞台を踏むことができるか。

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