ラグビー代表戦士の喝で奮い立った東福岡 20連覇で花園へ

西日本スポーツ 広田 亜貴子

 ◆第99回全国高校ラグビー大会福岡県大会決勝 東福岡61-0筑紫(福岡市・博多の森陸上競技場)

 第99回全国高校ラグビー大会(12月27日開幕、大阪・花園ラグビー場)の福岡県大会決勝が9日、福岡市の博多の森陸上競技場であり、東福岡が61-0で筑紫を破り、20大会連続30度目の全国高校大会出場を決めた。東福岡は9トライを重ね、今回が15回目となる筑紫との決勝で初めて完封勝利。花園で3大会ぶり7度目の優勝を目指す。

■30度目のV

 ワールドカップ(W杯)で頂点に立った南アフリカを思い出させるような鉄壁の守備だった。南アと同じモスグリーンのジャージーをまとった東福岡が筑紫に1点も与えず完勝。「ゼロで抑えたら負けることはない」。チームとしてのテーマを体現し、主将のCTB広瀬雄也(3年)は手応えをにじませた。

 開始直後の前半2分、WTB松岡大河(同)が相手タックルをものともせずに先制トライ。その後、自陣ゴールライン手前まで攻め込まれても焦りはなかった。ターンオーバーから連続攻撃でトライを奪うなど後半まで衰えない走力で筑紫を圧倒。9トライを奪った。

■走力衰えず

 春の全国選抜大会は準々決勝で桐蔭学園(神奈川)に21-67で大敗。7月の全国7人制大会も準々決勝で長崎北陽台に14-19で敗れた。選抜大会後から課題のディフェンス練習に時間を割き、週に1、2回だった体をぶつけ合うコンタクト練習も週3回に増やした。

 今大会の2週間前にはOBでW杯日本代表候補だった布巻峻介(パナソニック)が来校。指導の中で「体を当てるのがヒガシ。今は接点のとこで激しさが見られない」と厳しい言葉を受け、選手たちは気持ちを奮い立たせた。今大会の失点は香椎との3回戦で許した7点のみ。3試合連続の完封勝利につながった。

 広瀬は「狙い通り準備してきたことが出せた。(全国高校ラグビーでは)大旗を持って帰れるよう頑張りたい」と意気込んだ。藤田雄一郎監督は「これから1カ月半、全国の強豪に追い付けるよう精度を上げていきたい」と3大会ぶりの頂点を見据える。鉄壁の「緑の壁」を全国で見せつける。 (広田亜貴子)

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