侍ジャパン周東、驚異の三盗直前「シグナル出した」

西日本スポーツ

 ◆プレミア12 2次ラウンド 日本3-2オーストラリア(11日、ZOZOマリンスタジアム)

 侍ジャパンの周東が「足技」で逆転勝利を呼び込んだが、その判断には足のスペシャリストとしての自負があった。

 1点を追う7回無死一塁、中前打を放った吉田正に代わって満を持して代走で登場。稲葉監督が「吉田、浅村のところで、まず同点に追い付こうと、周東に準備してもらっていた。吉田が出た時点で、迷いはなかった」と二盗を期待されて送り出された。

 周東がスタートを切ったのは2ボール2ストライクからの5球目。浅村が空振り三振に倒れたボールだった。「スタートを切ろうとしたボールもあったけど、タイミングが取れなかった」。焦りが生じても不思議ではない状況で二盗に成功すると、1死二塁となり、続けざまに三盗の機会をうかがう冷静さを失わなかった。「1死では(投球フォームが)早かった。源田さんの初球で『行かして』っていうシグナルを出した。絶対、行けると思った」。2死になり投手と野手のマークが緩くなったのを確認し、三盗を成功させた。

 試合終盤の1点ビハインドの展開で、2死二塁からの三盗はセオリーからは外れている。しかも右投手、左打者という盗塁が難しい状況下。アウトになれば批判されることは必至だったが「外野も前に出てきていたし、源田さんなら内野安打になる可能性がある」とあくまで得点の可能性を高める方法を選んだ。

 いずれのスチールに共通していることは「僕が出る状況で失敗したら、勝ち負けに直結する。だから、失敗はできない。冷静でいないと」。100%の成功を確信して試みたものだった。

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