ソフトバンク吉住 「千賀塾」でドラ1ウェーブ逃さない

西日本スポーツ 長浜 幸治

 ◆ソフトバンク秋季キャンプ(11日・宮崎市生目の杜運動公園)

 最近、ドラ1、イイ波乗ってんね~。吉住、おまえも、イイ波乗ってくれ~!! ドラフト1位で2018年に入団した福岡ソフトバンクの吉住晴斗投手(19)が11日、来季3年目の飛躍を誓った。今オフの自主トレでエース千賀に弟子入りする予定。チームには昨年からドラフト1位の選手がブレークする波が押し寄せており、エースに学ぶ吉住もこの波に乗ってデビューを果たすつもりだ。

 ノリノリの“パリピ”よろしく、吉住がハイなピッチで芝生の上を駆け抜けた。秋季キャンプも中盤となり疲れがたまるであろう時期だが、ランニングメニューの一環として行われたインターバル走で常にトップ集団をリードした。「きついけど走れるんですよね」。チームの投手陣で最年少の19歳がオンステージを演じた。

 最速151キロ右腕として2018年にドラフト1位入団した右腕も、2年間で1軍登板はゼロ。なかなか殻を破れないでいる「将来のエース候補」だが、今オフはこれ以上ない飛躍へのチャンスが待っている。それが初めて千賀に同行する来年1月の自主トレだ。

 吉住のプロ入り後の最速は今年のフレッシュ球宴での149キロ。一度も150キロに届いていない。今季開幕戦で球団日本人新の161キロをマークした豪腕エースとのコラボは、潜在能力を覚醒させる絶好の機会となる。「自分の課題はとにかくストレート。千賀さんにいろいろと教わりたい」と目を輝かせる。

 育成からはい上がって球界を代表する投手となった千賀。そのエースのエッセンスが注入されれば、吉住も一気に化ける可能性はある。今春キャンプの12分間走でチームトップの記録をたたき出した持久力、さらに高校時代に50メートル5秒8をマークした走力と、身体能力の高さは首脳陣も認めている。もっとも、久保投手コーチは「ポテンシャルを生かし切っているとは言い難い。もっと大きく、体全体を使って投げられるように」と指摘。現状は“ダイヤの原石”のままだ。

 チームにはドラフト1位選手の「ブレークの波」が押し寄せている。今季のルーキー甲斐野は大卒入団新人の球団新記録となる65試合に登板。くすぶっていた4年目の高橋純も、勝ちパターンの一角として45試合に登板、防御率2・65と活躍した。振り返れば昨年の加治屋も5年目で球団最多タイの72登板。こうした流れに吉住も乗らないわけにはいかない。「ドラ1だからという意識はあまりないけど、自分もそうなれればいい」。スターダムにのし上がるべく、最高の波を逃さない。 (長浜幸治)

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