桐生G1、10V 開設66周年記念 【福岡】

西日本スポーツ

 福岡ボートのG1開設66周年記念「福岡チャンピオンカップ」(優勝賞金1000万円)は最終日の14日、12Rで優勝戦が行われ、1号艇・桐生順平(33)=埼玉=が、イン速攻を決めて快勝。G1は10度目、通算では38度目の優勝を飾った。2着は2号艇毒島誠、3着は4号艇今垣光太郎で2連単、3連単ともに1番人気での決着。周年初参戦初優出で注目を集めた女子の大山千広は健闘したものの4着に終わった。6日間の総売上額は、51億2944万円で目標額(50億円)を上回った。

■ヒーロー

 全ての流れがこの結末に向かっていた。桐生は予選ラストで首位の座を明け渡してしまいVの王道からいったん横道にそれたが、そこからは優秀な作家でさえ思い描くことのできないようなストーリーが展開。初っぱなの準優で自らが波乱の流れを起こして絶好枠を手にすると、「優勝戦は気温が急激に下がったことで今節一番の仕上がりになっていた」と最後は天まで味方。これにゼロ台のSまで踏み込まれたら、他艇は何もできなかった。

 今回のVで獲得賞金額は4位に浮上して、グランプリのトライアル2nd入りは確実に。2年ぶりにボート界のトップに立つためにも、何としてもこの“権利”を勝ち取ることが今回の至上命令だった。「福岡に入る前に想定していた結果の中で、最高の結果を出せました」

 当地ではSGオールスターで3優出の実績がありながら、結果は(6)転(6)。「相性はいいのに、なぜか最後に勝てなくて…。ようやく悪いイメージを払拭(ふっしょく)できた」。これで長年の宿題も終わらせ、後顧の憂いなく年末に向けて進める。「とにかく目の前の一走一走に全力を尽くすのみ。チャレンジカップもしっかり走ります」。どんなレースもおろそかにしない。この思いを年末までつむぎ続けて、再び頂点に君臨してみせる。 (森大輔)

【戦い終わって】

 毒島 誠(2着)いい調整ができて、いいSも行けた。桐生君に完敗。

 今垣光太郎(3着)勝つにはまくるしかないと思っていたが、内のSが早かった。

 今村 豊(5着)あれ以上のSは行けない。足も今垣君が上だった。

 羽野直也(6着)まくろうとした瞬間に毒島さんに接触して…。悔しい。

■大山健闘4着

 準優は周年初参戦初優出で度肝を抜いた大山千広だが、優勝戦は4着と完敗だった。ただ、今垣光太郎との3着競りに持ち込み、見せ場は作った。「無理だと思っていた舞台に立てて、いい経験ができた。次は勝ちたいと思えるようになったし、自分の“先”が見えるレースになったと思います」。次の舞台は桐生チャレンジカップ。女子初のグランプリ出場へ、令和のスター候補の挑戦は続く。

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