周東、侍新記録へダッシュ 1大会最多盗塁まであと「1」

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 国際大会「プレミア12」で、日本が17日の決勝進出を決めた。韓国が15日にメキシコを破り、日本と韓国の2位以上が確定した。同日、侍ジャパンは神宮室内練習場で調整。周東佑京外野手(23)=福岡ソフトバンク=が15日、日本代表の1大会での最多盗塁記録更新に意欲を見せた。今大会で4盗塁。プロが参加した主要3大会(五輪、WBC、プレミア12)での侍の最多盗塁は、2006年WBCで西岡剛(当時ロッテ)がマークした「5」だ。決勝に向け、周東が記録を塗り替えれば、侍も世界一に近づく。

■稲葉監督「出し方が重要」

 プレミア12もいよいよクライマックスを迎える。決勝まで前回覇者の韓国との2連戦。侍ジャパンが神宮室内練習場で調整する中、今大会の参加選手でトップの4盗塁を決め、日本の「切り札」として世界にその存在を知られることになった周東も、ダッシュなど軽快な動きを見せた。

 世界一に向け、これからはよりプレッシャーのかかる場面での起用が予想される。「韓国戦はまた雰囲気が違うと思う。だからこそ、いつも通りにプレーしないといけない」と自分に言い聞かせるように語った。

 気付けば「侍史上最多」の称号が近づいてきている。スピード自慢は、頭の片隅にその記録を入れていた。「西岡さんなんですよね」。プロが参加した主要国際大会で最も多く盗塁を決めた日本代表は、2006年のWBCに出場した西岡の5個。王監督(現ソフトバンク球団会長)が率いた日本は、同大会でつなぎと機動力を重視したスモールベースボールを展開し、WBC初代王者に輝いた。

 「一つ一つ決めることが僕の仕事。もちろん、終わったときにそう(最多記録に)なっていたらうれしいと思います」。周東は新記録への意欲を見せた。

 これまでも足でチームを救った。11日のオーストラリア戦(ZOZOマリン)では、1点ビハインドの7回無死一塁で代走として登場すると二盗、三盗を立て続けに成功させ、源田のセーフティーバントで同点の生還を果たした。その華麗な「足技」で一躍、その名を知らしめた。

 泣いても笑っても残り2試合。接戦も予想される中で、稲葉監督は周東について「これだけ騒がれている中で、韓国も警戒する。出し方が重要」と、その起用法が試合全体の鍵を握るとみる。「僕が出るときは失敗が勝ち負けに直結する。失敗は許されない」と話す足のスペシャリストは警戒される中でも、いまだ盗塁失敗なし。100%の成功を求め、チームの世界一に向けてダイヤモンドを駆ける。 (鎌田真一郎)

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