九州学院16年連続都大路出場権死守 全九州高校駅伝男子

西日本スポーツ 前田 泰子

■2年連続優勝

 男子第72回、女子第31回全九州高校駅伝(西日本新聞社など後援)が16日、大分県の宇佐市安心院町高校駅伝コースで男子は7区間、42・195キロ、女子は5区間、21・0975キロで行われた。男子は熊本県大会2位の九州学院が2時間5分41秒で2年連続11度目の優勝。全国高校駅伝(12月22日、京都)の男子は第70回で記念大会枠があり、九州学院は南九州地区代表として16年連続39回目の全国大会出場を決めた。4位の大牟田(福岡)が北九州地区代表となり、全国大会に2年連続42回目の出場。女子は昨年の都大路を制した神村学園(鹿児島)が、1時間7分13秒の大会新記録で4年連続8度目の優勝を果たした。

 伝統校の意地を見せた。最終7区の高浜大志(3年)が最後の力を振り絞ってゴールテープを切った。熊本県大会2位で全国大会連続出場が15年で途切れる危機だった九州学院が、九州大会2連覇で南九州代表の座を勝ち取った。「最後の1キロはいっぱいだった。声援を受けて期待に応えなければと思った」。高浜はゴール後倒れ込むほどの力走でトップを守った。

 同じく南九州代表を狙う小林(宮崎)との激しいデッドヒート。小林と2秒差の2位でたすきを受けた6区の田島公太郎(2年)は一時10秒近く離されたが「オーバーペースで自滅しないように」と冷静にペースを守り、4キロ付近で抜いた。県大会で6区を走る予定だったが直前の故障でメンバーから外れ「負けたのは自分の責任もある」と九州大会での挽回を誓っていた。

 禿(かむろ)雄進監督は5区以降を公式戦未経験の3人に任せた。緊張感がなくなって県大会15連覇を逃したチームを引き締める意味もあった。田島は松橋中時代には吹奏楽部のトロンボーン奏者で、助っ人として全国中学校駅伝に出場、本格的に陸上を始めたのは高校入学後だ。1年時は故障が続いて満足に練習できなかったが、念願の公式戦で活躍した。高浜も「絶対にメンバーに入りたかった」と大会前の部内選考レースで1位となって出場を決めた。

 「うれしさもホッとした気持ちもない。スタート地点にやっと立っただけ」と禿監督は全国を見据える。昨年の都大路は4位。試練を乗り越えて少し成長した選手たちは、昨年を超える成績を目指す。 (前田泰子)

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