4大会連続出場、53歳山本が意欲 大分国際車いすマラソン

西日本スポーツ 広田 亜貴子

 ◆大分国際車いすマラソン(17日・大分県庁前-大分市営陸上競技場)

 男子の九州勢で渡辺勝(凸版印刷)が1時間24分0秒で日本人2位の4位、4大会連続パラリンピック出場を狙う53歳の山本浩之が1時間24分1秒で同3位の6位に入り、男女の日本人上位3人に与えられるW杯出場権を獲得した。

 執念で東京への道をつかみ取った。4大会連続パラリンピック出場を目指す53歳は、代表権を懸けた大会への出場権を獲得し「ほっとしている。自分としては東京がパラリンピックは最後と思っているので、最後の最後、メダルを目指したい」と笑顔で汗を拭った。

 北九州市出身の山本が地元九州の大分国際に出場するのは28回目。コースを知り尽くす経験を武器に、冷静に勝負どころを判断した。スタートから12人の先頭集団に食らい付き「何度逃げてもつかまった」という中、最後のトラックで勝負を仕掛けた。カーブを曲がると集団の外に回り、下を向いたまま直線でダッシュ。日本人4位に1秒差で競り勝った。

 年齢を重ねて疲労の回復が遅くなる中、夏場はスプリント力の強化に励み、今大会前の2カ月間は月合計1000キロのロングランで鍛えた。大会1週間前にインフルエンザにかかり、39度の熱が出る予想外の事態もあったが「体力をどこで使ってどこでためるか」とうまくコントロールした。

 記録は優勝した2016年のタイムを約2分上回る。パラリンピックでは、北京は6位、ロンドン22位、リオデジャネイロは12位でメダルをまだ手にしていない。「東京に向けて最低限の仕事はできた。W杯で東京の切符をつかみたい」。覚悟を胸に、集大成の東京まで突き進んでいく。 (広田亜貴子)

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