ソフトバンクドラ5柳町、未来の「侍」になる 慶大7回コールド勝ち貢献 明治神宮野球大会

西日本スポーツ 長浜 幸治

 ◆明治神宮野球準々決勝 東海大札幌0-慶大9【7回コールド】(17日・神宮)

 福岡ソフトバンクからドラフト5位で指名された慶大(東京六大学)の柳町達外野手(22)が17日、明治神宮野球大会の大学の部、東海大札幌(北海道)との準々決勝に3番中堅で先発。初回に先制、決勝の2点二塁打を放ち、チームの7回コールド勝ちに大きく貢献した。大学日本代表の一員として世界と戦った経験を持つ左の好打者は、プロ入り後の目標に「侍ジャパン」入りを掲げた。

 4年間汗を流した神宮で柳町が躍動した。初回無死一、二塁、東海大札幌の先発右腕が投じたチェンジアップを捉えると、打球は逆風を切り裂いて左中間を破った。先制2点二塁打は決勝打に。東京六大学で歴代13位の通算113安打を記録したヒットメーカーの実力を一振りで見せた。

 「ほとんどデータのない投手。直球を待ちながら変化球に対応できた。逆方向に打球が伸びるのが僕の強み。それを出せたのは良かった」。その後2四球を選び、この日は2打数1安打2打点で3出塁2得点。「東京六大学の代表校が日本一になるのが当たり前だと思っている」。強烈なプライドを胸に、自身まだ手にしたことのない大学日本一のタイトルを見据えた。

 柳町の野望は“日本一”にとどまらない。神宮球場から直線距離で約5キロの東京ドームではこの日、国際大会「プレミア12」の決勝が行われた。取材中もテレビで流れる侍ジャパンの戦いにちらちらと目をやった22歳にとって、世界の舞台は憧れでもある。2009年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝、韓国戦でイチローが放った決勝打を今でも鮮明に覚えている。「あの場面で打つイチローさんの姿に思わず震えました」

 自身も世界に触れた。7月の日米大学野球に日本代表の一員として出場し、全5試合に先発。12打数6安打の打率5割で大会の首位打者に輝いた。「速いボールにしっかり対応できたことは自信になった」。そして続けた。「将来的にフルの日本代表に入りたいという気持ちはもちろんある。道のりは厳しいと思うけど、志は高く持ちたい」。千里の道も一歩から。まずは大学日本一をつかみ取り、プロと世界で躍動する。 (長浜幸治)

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