侍周東、打席立たずに盗塁王 「あれでいける」と感じた瞬間

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 ◆プレミア12 決勝 日本5-3韓国(17日・東京ドーム)

 侍ジャパンが決勝で韓国を破り初優勝した。主要国際大会では2009年WBC以来の頂点。稲葉篤紀監督(47)の強い意向でメンバー入りした周東佑京外野手(23)は出場選手最多の4盗塁で一度も打席に立たずに大会盗塁王になった。

 稲葉監督の目に狂いはなかった。「足」でメンバー入りした周東が全て途中出場ながら4盗塁で大会盗塁王を獲得。打席には立たなくても存分に存在感を発揮し、決勝でもベンチにいることで韓国を威圧した。

 初選出の侍は今大会で最も緊張した場面を「プエルトリコ戦での初盗塁」と振り返る。タイミングはアウトもリプレー検証で覆った。「日本シリーズも最後にアウトになって、自分は大舞台では決められないのかなと思いかけた。あれでいける、と」。弱気が前向きに変わり、続くオーストラリア戦では二盗、三盗で生還。三盗は「120パーセントの自信があった」と走るたびにたくましくなっていった。

 大会前、ソフトバンクの王貞治会長も「打つのは大したことはないけれど稲葉君もそこに期待はしていない。ここぞというところで必要な足を持っている」とプッシュしていた。さまざまな思いを背負っての世界一。周東は「まだピンとこない」と笑顔に初々しい喜びをにじませた。(鎌田真一郎)

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ