ソフトバンク東浜は「結果を」2年前の最多勝右腕が危機感むき出し

西日本スポーツ 山田 孝人

 ◆ソフトバンク秋季キャンプ(18日・宮崎市生目の杜運動公園)

 福岡ソフトバンクの東浜巨投手(29)が「リスタートの秋」を過ごしている。18日は宮崎市のキャンプ地で、米トレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」が行うデータ測定に参加。測定結果や得られた知識なども参考に、現在取り組むフォーム改造に生かす方針だ。今季は2勝にとどまり、右肘クリーニング手術も受けた2017年の最多勝右腕。これまでの実績をかなぐり捨て、来季の復活だけを見据えている。

■「土台つくれている」

 前だけを見つめて、東浜が連日宮崎で汗を流している。18日は「ドライブライン・ベースボール」のデータ収集に参加。最新機器による動作解析や、ハイスピードカメラによるフォーム分析などを受けた。より正確な数値などを計測するため、この日に向けて状態も整えていた。

 どんなことでも自身の糧にしようと、貪欲に秋季キャンプを過ごしている。原動力は危機感。「毎年いい選手が入ってくるから。そう待ってはもらえない。結果を」。今季は右肘クリーニング手術を受けたこともあり2勝。来シーズンに懸ける思いは強い。

 鍵は模索中のフォーム改造にある。キャンプ序盤から取り組む悪癖の猫背の矯正などもその一つで、今回の動作解析なども参考にする。「見た目はそんなに、かもしれないが自分の意識の中ではかなり大幅なものです」とこの秋をリスタートの時期と位置づける。

 10月のフェニックスリーグで実戦復帰した。現在は右肘の不安も全くないという。「しっかり投げられているし、技術的な部分に取り組めている。感覚も良くなっている。来季に向けて土台をつくれていると思います」。充実したキャンプに納得顔だ。

 これまでの実績にこだわるつもりはない。2017年の最多勝など輝かしい実績を持つが「過去の成績は関係ないと思っている。それよりも一年一年の勝負です」。まずはがむしゃらに来季の開幕ローテーションを奪いにいく決意だ。

 そんな右腕に工藤監督も「自覚を持ってやってくれている。チームとしてもやってもらわないといけない投手だからね」と期待を寄せる。東浜自身も「(活躍できる)自信がないとこの世界でやっていけない。手術したこともそうだし、全てをいい経験だったと言えるようにしないといけない」。一心不乱に復活を目指す。 (山田孝人)

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