ソフトバンク「新師弟コンビ」甲斐野が森に弟子入り、自主トレ同行へ

西日本スポーツ 山田 孝人

 福岡ソフトバンクの甲斐野央投手(23)が、球界屈指のタフネス右腕から「鉄腕道」を学ぶ。今オフはプロ入りから6年連続で50試合以上に登板している森唯斗投手(27)の米グアムでの自主トレに参加。心構えから体のケアまで全てを学ぶ。チーム最多の65試合に登板し、侍ジャパンの世界一に貢献した「プレミア12」までフル稼働した1年目を終えての初のオフ。頼れる先輩に弟子入りし、東京五輪も待つ来季へ向かう。

■初めてのオフに不安

 プロ初のオフに、頼れる先輩の薫陶を受ける。1年目からフル稼働した甲斐野が、森が来年1月に米グアムで行う予定の自主トレに参加することになった。「自分からお願いさせてもらいました。尊敬する先輩から、多くのことを学びたいです」と目を輝かせた。

 今季も35セーブと活躍した森は入団から6年連続で50試合以上に登板する球界屈指のタフネス右腕。甲斐野も1年目からレギュラーシーズンでチームトップの65試合、ポストシーズンと「プレミア12」を加えて計78試合に登板し、先輩以上のタフネスぶりを見せた。

 輝かしいルーキーイヤーを駆け抜けた一方で、体には多くの負担がかかっているのは確かだ。それだけに「初めてのオフなので、過ごし方に不安があります」と口にしていた。だからこそ、同じく1年目からフル回転を続ける先輩の教えは貴重なものとなる。

 将来的には抑えのポジションを目指すだけに、「現職」との時間を1秒も無駄にするつもりはない。「毎年あれだけ投げられる体のケアはもちろん、マウンドでの心構えや考え方とか。聞きたいことや学びたいことがたくさんある」と“鉄腕道”を吸収する。

■「必死についていく」

 森の自主トレは徹底的な走り込みやウエートトレーニングに加え、温暖なグアムで早い段階から投球練習することも特徴だ。「せっかく参加する機会をいただいたので。とにかく必死でついていきますよ」。森と歩調を合わせたブルペン入りも辞さない覚悟だ。

 「プレミア12」では5試合で計5回を無安打無失点。日本代表の稲葉監督も「勝利の方程式」の一角を担った右腕を高く評価。甲斐野は来夏の東京五輪を「目指さないといけない場所。また縦じまのユニホームを着たい」と話しており、今オフの過ごし方は重要だ。

 チームの宮崎秋季キャンプ合流2日目となった20日はリカバリーメニューなどに取り組んだ。練習の合間には森と敷地内の売店に向かい、たこ焼きなどを注文し、自転車で球場に引き揚げる先輩をダッシュで追いかける一幕もあった。新たな“師弟コンビ”は来季も楽しみな存在だ。 (山田孝人)

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