ソフトバンク千賀と楽天則本昂が最強タッグ「2人きりがベスト」

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 ◆ソフトバンク野球教室ベースボールキッズ2019(23日、九州・山口10会場)

 東京五輪の二枚看板へ-。福岡ソフトバンクの千賀滉大投手(26)が23日、12月に楽天則本昂大投手(28)とマンツーマンの隠密トレーニングを行うことを明かした。昨年まで5年連続奪三振王の右腕に千賀が心酔。日本が初優勝した「プレミア12」には不参加だった2人が最強タッグを組みレベルアップを図る。同日は鹿児島会場での「SoftBankHAWKSベースボールキッズ2019in九州」に参加した。

■来月に国内で

 噴煙を上げる桜島のように、千賀もあふれ出る探求心を口にした。さらなるレベルアップを求め、今年初めて合体するのは楽天則本昂だ。球界を代表する右腕同士の最強タッグが実現することになる。

 「すごい投手なので尊敬している。2人きりでやるのがベスト。質の高いトレーニングを意見交換しながらやっていきたい」

 昨季まで5年続けて最多奪三振のタイトルを手中にしていた「ドクターK」を心底慕う。初出場した2017年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で先発の柱として振る舞っていた則本昂に心を奪われてからの縁。合同トレーニングは12月に国内で行う予定だが、場所や期間については「内緒」と人目を避けて没頭するつもりだ。

 最大のテーマは合理的なトレーニング方法を模索すること。千賀は今季12球団トップで自己最多を更新する180回1/3を投げ、シーズン終盤には登板間隔を詰めて登板するなど、疲労が蓄積し「プレミア12」は右肩違和感により辞退。この日も、子どもたちの前で剛腕を披露することはかなわなかった。

 一方の則本昂は今年3月に右肘の手術を受けプロ7年目で初めて2桁勝利を逃したが、2014年にはパ・リーグ最後の200回登板(202回2/3)に到達するなど球界屈指のタフさも武器。頑丈さを求め肉体改造に取り組んできた千賀にとっては、またとない“教材”でもある。

 共同作業で一皮むけた先に、見据える目標もある。「五輪の舞台では投げられるように、春からしっかり結果を出して、必要とされる選手でありたい」。来夏に控える東京五輪への思いもはっきり口にした。

 秋季キャンプ中に行われた「プレミア12」の戦いぶりは、宮崎でテレビ越しに見ることしかできなかった。侍ジャパンは後輩の高橋礼や甲斐野らの奮闘もあり、2009年のWBC以来、10年ぶりの世界一に立った。大役を果たし美酒に酔うチームメートの姿に「うらやましい」と羨望(せんぼう)のまなざしを向けた。次こそは-。東京五輪のエース候補が、金色のメダルを首にかける瞬間をイメージし、敬う右腕と濃密な時を過ごす。 (鎌田真一郎)

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