工藤監督が漏らした本音「優勝逃したのに…」雨のパレードに25万人

西日本スポーツ 倉成 孝史

 ◆ソフトバンク日本一祝賀パレード(24日・福岡市明治通り)

 雨中のパレードで「完全V」を約束!! 3年連続日本一に輝いた福岡ソフトバンクの「日本一祝賀パレード」が24日、福岡市中心部の明治通りで行われた。雨が降るあいにくの天候の中、約2・3キロのコースの沿道には約25万人(主催者発表)の大観衆が集結。先頭のオープンカーで大歓声を浴びた工藤公康監督(56)はファンへの強い感謝を示すとともに、来季こそ3年ぶりにリーグVを奪回した上で4年連続日本一を果たすことを約束した。

■3年ぶりV奪回へ

 体を打ちつける雨すら、心地よかった。先頭のオープンカーに王会長、選手会長の柳田と乗り込んだ工藤監督に沿道から歓声が飛ぶ。「監督、おめでとう!」。その全てに応えるように、約2・3キロのコースでは終始笑顔で手を振り続けた。「『ギーター!』っていう声が一番多かったけどね」。人気面では遠く及ばない!?柳田への対抗心をチラリとのぞかせたが、雨の中、集まってくれた25万人の声に指揮官は心と体を温められた。

 「こんなに多くのファンに来てもらって、来年も頑張ろうという気になりました。よかったね、ありがとう、という声をいただいた。我々は結果を残すことが大事。ファンの方に力をもらって来年も頑張りたいという気持ちになった」

 2017年から3年連続のパレードとなったが、今回は喜び以上に来季への責任感が勝った。昨年のパレードでもリーグV奪回を強く誓ったが、レギュラーシーズンは2年連続の2位。ファンを心の底から喜ばせられなかったことに責任を感じている。秋季キャンプ中の宮崎でも、連日集まったファンから「おめでとう!」の声が飛び、その都度「ありがとうございます」と笑顔で返したが「リーグ優勝を逃したのに、こんなに祝福してもらっていいのかな…」と本音も吐露。「来季こそ」の思いは、誰よりも強く持っている。

 だからこそ秋の宮崎では、自らにも選手に対しても鬼となった。今季V逸の大きな原因の一つとなった故障を少しでも防止するため、体力強化を目的に選手には連日の走り込みなど苦しいメニューを課した。夜間ミーティングでは自ら壇上に立ち、練習メニューの意義や効果を丁寧に選手らに説明。キャンプ終了後には「野球選手は野球をするしかない。ここで休んだらもったいない」と、オフ期間の「無休指令」も出すなど、並々ならぬ覚悟で来季へ向かっている。

 パレード後のファンフェスティバルでは、約3万6000人の前で力強く来季の「完全V」を誓った。「我々の目標は、常にリーグ優勝をして日本一。秋季キャンプで選手はたくさんバットを振って、たくさん走って体力づくりをしました。来年こそは、これを生かしてリーグ優勝して日本一になれるように頑張ります」。この日だけで延べ28万人以上と交わした約束を来季こそ必ず守る。 (倉成孝史)

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