FA福田が泣いた 迷った末のパレード参加「最後かも」

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 ◆ソフトバンク日本一祝賀パレード(24日・福岡市明治通り)

 福岡ソフトバンクから国内フリーエージェント(FA)権を行使した福田秀平外野手(30)が24日、福岡市中心部で行われた日本一祝賀パレードに参加し、熱心なファンの声に目頭を熱くした。退団が濃厚となっている中、悩んだ末にヤフオクドームで行われた「ファンフェスティバル2019」にも参加。3万6148人に感謝の思いを伝え、今週中にも決断を下す考えを示した。

 背番号37の慣れ親しんだユニホームをまとった福田の目には熱いものがこみ上がっていた。「どこに行っても、応援しているからな!」。今オフのFA市場における争奪戦の主役の胸にファンの言葉が突き刺さった。オープンカーから手を振りながら、沿道を埋め尽くすファンの顔がかすんだ。「グッと来るものがありました。それを柊太(石川)が見逃さなくて…」。チームメートの前で、こらえきれなくなった。

 FAを宣言してから1カ月。その間、ソフトバンクをはじめ、西武、中日、ヤクルト、ロッテ、楽天と交渉を重ねた。退団することが濃厚となっている現状で「迷いましたけど、お礼を言おうと思って。これが(ソフトバンクの)最後のユニホーム姿になるかもしれなかったので」と球団行事への参加を決めた。

 ファンフェスティバルでは、バンデンハーク中村晃をお題にした似顔絵対決で特徴を捉えた絵心を披露。その後、当初のスケジュールにはなかったサイン会を志願して行い、ファンへの感謝の思いを最大限に示した。一方で、ファンと同様にチームメートも動向を注視。久々にチームが一堂に会した場で「みんなこの(FAの)話題で持ちきりだった」と苦笑いだった。

 タイムリミットが迫ってきていることも事実。楽天からは近日中に返事を求められていることも明かした上で「他球団にもご迷惑をおかけして申し訳ない。固まりつつあるし、今月中には絶対決めたいと考えている。あとは、野球選手として何を大事にするのか」。きょう25日は選手会納会に参加予定だが、各球団からの条件はすべて出そろっており、決断へ向け最終局面を迎えている。 (鎌田真一郎)

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