ソフトバンクドラ2海野 「開幕からずっと1軍に」

西日本スポーツ 長浜 幸治

 甲斐野のような愛されキャラになる!! 福岡ソフトバンクからドラフト2位で指名された海野隆司捕手(22)=東海大=が25日、都内のホテルで入団交渉に臨み、契約金7000万円、年俸1200万円で合意した。今年ドラフト1位で入団し、開幕1軍から“いじられ役”としてチームに溶け込んだ甲斐野は大学日本代表でチームメートだった「憧れの先輩」。1年目からフル回転し、侍ジャパンにも選出された右腕の出世ロードを自らも歩むつもりだ。 (金額は推定)

■契約金7000万円 年俸1200万円で合意

 海野にとって“吉兆”の場所だった。ちょうど1年前、甲斐野が入団交渉に臨んだのも、同じホテルの一室だった。「全然知らなかった。甲斐野さんみたいに1年目からバリバリとまでは言わないけど、僕も開幕からずっと1軍にいられる選手でありたい」。緊張の面持ちが少し和らいだ。

 甲斐野は近くて遠い存在だ。大学3年時に大学日本代表で初めてバッテリーを組んだ。「そのころからすごい球を投げていた。コースを狙わなくても打たれないから、ど真ん中に構えていました」。今でも衝撃は忘れられない。その右腕はルーキーイヤーからチーム最多のシーズン65試合に登板。侍ジャパンにも選出され、快速球で世界を驚かせた。「一緒にプレーしたのは自信になった」と振り返る。

 憧れの先輩と同じく“愛されキャラ”にも名乗りを上げる。甲斐野はチームの守護神、森をはじめ、先輩選手からいじられることも多く、「かわいがられ上手」としてすぐにチームになじんだ。捕手の海野にとっても、投手陣とのコミュニケーションは重要だ。「いじられたいかどうかは微妙ですけど…」と苦笑いしつつも、「かわいがってもらって早く溶け込めたらいい」。現在はホークス選手がインタビューを受ける動画などをチェックし、人となりを猛勉強中だという。

 もちろん本職でも気合は十分だ。最大の長所は、最速1秒73の二塁送球タイムを誇る強肩。「総合的な守備力には自信がある」。真剣な表情を浮かべた海野に対し、福山チーフスカウトも「久々にこれだけ肩の強い捕手を見た。守備だけならすでにプロでも一線級。打撃も大振りせず、バットコントロールも持っている。(甲斐)拓也の尻にも火が付くでしょう」と、日本を代表する捕手に成長した甲斐のライバル役としても期待する。

 「甲斐さんは尊敬する存在だけど、いつかは超えなきゃいけない。そして将来的には自分も侍ジャパンに選ばれる選手に成長したい」。大学ナンバーワン捕手の評価を受ける22歳が出世ロードを駆け上がる。 (長浜幸治)

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