ラグビー女子日本もスコットランド撃破 流れ変えた福岡堅樹の後輩

西日本スポーツ

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会での日本代表の活躍に、女子日本代表(サクラフィフティーン)も続いた。欧州遠征中の24日、英グラスゴーでスコットランドと強化試合を行い、24-20で格上に競り勝った。対戦時の世界ランキングは日本が15位でスコットランドは11位。日本ラグビー協会によると、初対戦で初勝利という価値ある金星だった。

 開始2分に先制トライを許した日本は、同5分にカウンター攻撃からWTB谷口令子(アルカス熊谷)がトライを奪って反撃開始。2分後にもフランカー斉藤聖奈(三重パールズ)がトライを決めて10-5とリードしたが、同34分にスコットランドにモールを押し込まれて10-10の同点で折り返した。

 後半はスコットランドに連続トライを許して10-20とリードされたものの、後半から途中出場した福岡高出身のプロップ江渕まこと(横河武蔵野)が敵陣ゴール前のラックサイドから抜け出してトライ。ゴールも決まり17-20に迫ると、終了間際の同38分にSO大塚朱紗(RKUラグビー龍ケ崎)が抜け出して逆転トライ。ゴールも決まり、歓喜を迎えた。

 流れを変えたトライを奪った江渕は1997年7月2日生まれの22歳。2年前のラグビー女子W杯アイルランド大会のメンバーで、代表を当時率いた鹿児島県鹿屋市出身の有水剛志ヘッドコーチからは「スクラムが強く、ひたむきなタックルがいい」と評価されるなど、体を張ったプレーが持ち味だ。ラグビーは福岡高の女子部員2期生として始め、青山学院大に進学後も競技を続けて成長した。父親の茂友さんは、現在トップリーグ宗像サニックスの発足当初の初代主将でもある。

 日本代表が史上初の8強入りを決めたW杯日本大会のスコットランド戦では、福岡高の先輩であるWTB福岡堅樹(パナソニック)が2トライを挙げる大活躍だったが、ポジションは違えど、江渕も先輩に負けない奮闘を見せた。

 日本協会を通じ、福岡・筑紫高出身の南早紀主将(横河武蔵野)は「男子に続き、スコットランド代表に勝てたことを大変うれしく思います。試合を通してペナルティが多く、自分たちで苦しい状況をつくってしまいましたが、後半ラスト10分からアタックを継続して2トライ2ゴールを得ることができました。これはチームのメンバー全員で戦うことができた結果だと思っています。今回のヨーロッパ遠征で女子イタリア代表と女子スコットランド代表と戦ったことで、女子ラグビーワールドカップ2021の予選前に、チームとしてレベルアップすることができました」とコメントを発表した。(大窪正一)

PR

ラグビー アクセスランキング

PR

注目のテーマ