ノムさん「背番号19はワシが運使い果たした」森福に毒ガス噴射

西日本スポーツ

 ホークスの背番号「19」に再び光をー。来季4年目を迎える森福允彦投手(23)が26日、社会人シダックス時代の恩師、野村監督への恩返しを誓った。森福が背負うホークスの「19」は今季限りで楽天を退任する野村克也監督が南海時代に着けていた栄光のナンバー。課題とされる右打者への投球を磨き、「19番はワシが南海で運を使い果たしたからな」というノムさんのぼやきも一掃するつもりだ。

 ズッシリと重い「19」を背負い、来季の飛躍を誓う。森福が目指すのはノムさんの教えでノムさんを閉口させること。シダックス時代に口を酸っぱくして重要性をたたき込まれた外角直球を磨き、栄光の「19」番を復活させる意気込みだ。

 森福の脳裏に名将の金言がよみがえった。「投手は打者相手ではなくコントロールが重要。(シダックス時代は)外の真っすぐが大切と言われ、投球練習でそればかり100球続けて投げたこともあった」と明かした。

 今季は初勝利こそ逃したが、プロ入り最多の試合に登板。楽天とのクライマックスシリーズ(CS)第1ステージでは全2試合に登板した。「CSだからと特別な意識はしてないけど、大きな経験はできました」。ようやく一皮むけて、来季は大化けが期待される。そのCSではかつての恩師に痛烈な〝遺言〟をお見舞いされた。試合前にあいさつに向かうと、野村監督は「背番号19って何や。背番号を変えろ。厚かましいわ。19番を恐れ多いと思わんかったんか」といきなり毒ガスを噴射。「まあ、19番はワシが南海で運を使い果たしたからな。今は何にも残っとらんやろ」。近年のホークスでは「19」を背負った永井が1999年に2ケタ勝利を飾ったこともあるが、74歳の老将はお構いなしに言い放った。

 この日は雨のため、斗山ベアーズとの交流試合(西都)は中止。室内練習場で65球のブルペン投球を行った。今季の実戦も残りわずか。「何かをつかんで終わりたい、いや、終わります」。願望は決意に変わり、ステップアップを目指す。
 (小畑大悟)

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