高田明氏後任、J2長崎新社長に長女春奈氏 力説した「私の個性」

西日本スポーツ 広田 亜貴子

 J2V・ファーレン長崎は28日、長崎県佐世保市内で記者会見を行い、2020年1月1日付で退任する高田明社長(71)の後任に、同社長の長女で広告代理店のジャパネットメディアクリエーション社長の高田春奈氏(42)が就くことを発表した。Jリーグのクラブで史上2人目の女性社長となる見通しだ。チームが準決勝に進んでいる天皇杯の決勝翌日の同月2日に就任する。強化部長に強化担当の竹元義幸氏(46)が就任することも発表された。

 テレビショッピングで有名な父の後任にも重圧は感じていない。Jクラブでは珍しい女性社長となる春奈氏は「父のようなカリスマ性はないが、私の個性はいろんな人の力を借り、社員一人一人の良いところを引き出すこと。父がしたことを引き継ぎ、より良くしていく」と力強く語った。

 長崎県佐世保市出身。神戸市の中学に進学して地元を離れたが、父の仕事に向き合う姿を幼少期からずっと見続けてきた。2017年に父が社長に就任した時からクラブに携わり、18年に上席執行役員に就任。広報や管理、運営を担当した。

 経営難だったクラブの危機を救うなど奔走する父の姿に「しんどそうだった。何とか早く楽にしてあげたい」と社長就任を考えるようになった。今年5月に父とジャパネットたかた社長の弟旭人氏に相談し、8月に就任を決断した。

 明氏と同じく、被爆地長崎から世界に平和を訴えることも重視する。「J1に上がってACL(アジア・チャンピオンズリーグ)に出場し、クラブの存在を認識してもらわないとメッセージは届きにくい。まずは強くなることが大事」。父からのバトンを引き継ぎ、J1復帰へ走り回る。 (広田亜貴子)

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