トーレス獲得から1年半、J1鳥栖「身の丈経営」に転換 社長「予算内でやれる選手と」

西日本スポーツ

 J1鳥栖は7日の清水戦で敗れ、15位でシーズンを終えた。J1参入プレーオフに出場する16位の湘南とは同じ勝ち点で得失点差はわずか2というギリギリのJ1残留。鳥栖の竹原稔社長は7日の試合後、「育成型」をキーワードに掲げた大胆な方針転換をする方針を示した。

 人口約7万人とJクラブ最少のホームタウンで戦う鳥栖は昨年7月に元スペイン代表のスター選手、フェルナンド・トーレス(今季途中に引退)や鹿島でエース級の活躍をしてきた金崎夢生を獲得するなど、大型補強を繰り返してきたが、2年連続でJ1残留争いに巻き込まれ、経営面でも2018年度決算で約5億8000万円の赤字を計上した。竹原社長は「これまでは優勝したいとアプローチしたが、2020年は育成型に大きく舵を切る年にしたい」と明言。選手の獲得について「クラブとして極端にシフトして予算内でやれる選手と契約し、若手を育てていかないと」と断言した。

 竹原社長は「今まで(ほかのクラブに)抜かれる選手についてコストを上げてきたが、来年は身の丈にあった経営をしていく」と主力選手についての契約の見直しも示唆。大型補強の色を強めた17年、18年シーズンを振り返り、「われわれはJ1の横綱ではない。2年やって、この順位だった。それが現実ということも知りながらやっていく。人件費を落とす経営をしないといけない。外国人だけではなく。高額な選手はいる。どういうクラブなら、より強くなって安定するかだと思う」と話した。

 鳥栖は今季、スペイン人指揮官のカレーラス氏を招いたが、開幕3連敗を喫するなど低迷。5月に金明輝監督が就任した。竹原社長は下部組織の監督として実績がある金監督を「その(育成型の)ためには金監督が最適」と来季続投の方針も示した。(松田達也)

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