3倍増更改のソフトバンク高橋純、工藤監督と桑田氏の共通項を発見

西日本スポーツ 長浜 幸治

 福岡ソフトバンクの高橋純平投手(22)が9日、ヤフオクドーム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸1300万円から3倍となる2600万円増の3900万円でサインした。プロ入り3年間で1軍登板1試合だった右腕は4年目の今季、中継ぎで45試合に登板し3勝2敗17ホールドを挙げるブレーク。来季は工藤監督から直接指導を受けたカーブと桑田真澄氏の技術を取り入れた「工藤&桑田カーブ」を取得し、先発ローテ入りを目指す。

■秋季Cから着手「緩急生かせる」

 初のアップ更改を終えた高橋純は笑顔をはじけさせた。「緊張よりうれしさの方が大きかった。わくわくして(球団事務所に)来ました」。今季年俸1300万円から3倍増となる3900万円の大幅昇給に「登板数だけでなく、いい場面で投げてくれたという言葉もいただいた。金額は想像以上でした」と声を弾ませた。

 プロ入り3年間は故障やフォーム固めに苦しみ、1軍登板はわずか1試合のみ。「今年が駄目ならプロ野球人生が終わっても構わない」と背水の陣で臨んだ4年目、大器が覚醒した。

 5月下旬に今季2度目の1軍昇格を果たすと、45試合に登板し3勝2敗17ホールド、防御率2・65と飛躍。後半戦は勝ち試合での登板も増えた。それでも「シーズン途中から目標にしていた50試合登板には届かなかった。まだまだだなという気持ちの方が強い」と満足はしていない。

 来季の先発転向を目指す右腕は投球の幅を広げるためにカーブの習得を目指す。理想は「工藤&桑田カーブ」。今秋の宮崎キャンプでは工藤監督からマンツーマンで握りについて助言を受けただけでなく、巨人で通算173勝を挙げた桑田真澄氏が得意としたカーブの投球映像を見てヒントを得た。「自分のカーブは人さし指と親指の2本でボールを持っていたけど、桑田さんのは中指も加えた3本で握り、中指で縫い目を引っかける感覚。工藤監督の教えも基本的には同じ。ものにできれば緩急が生かせる」と新たな武器取得へ意気込む。

■マッチ組に入門グアムトレ参戦

 来年1月には松田宣らとともに米グアムに渡り、体力強化のため徹底的に走り込む。「プロが甘い世界でないことは分かっている。これまで開幕1軍に入ったことがないので、しっかり鍛え上げたい」。本拠地の名称が「ペイペイドーム」と変わる来季をジュンペイの年にする。(金額は推定)(長浜幸治)

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