ソフトバンク高橋礼「5000万円です」 広告効果も球団評価

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 日本一&世界一査定! 福岡ソフトバンクの高橋礼投手(24)が9日、ヤフオクドーム内で契約更改交渉に臨み今季の1400万円から約3・5倍の5000万円でサインした。レギュラーシーズンで12勝を挙げて新人王に輝いたサブマリンは、ポストシーズンもフル回転。侍ジャパンでは国際大会「プレミア12」の優勝に貢献した。大幅アップは、ホークスの“広告塔”としての働きも評価された形だ。

■来季こそ「完投できる投手」

 カメラのレンズを多く向けられるのも、今となっては慣れたものだ。今季著しく知名度を高めたプロ野球選手の一人。レギュラーシーズンだけでなく、日本シリーズや国際大会「プレミア12」でも華麗なアンダースローで快投した高橋礼は「5000万円です」と、はっきり語った。今季の3・5倍を超える大幅アップ。表情がほころぶのも当然だった。

 「『ホークスの名前が出るところで結果を残してくれて、いいプロモーションになった』と言ってもらえた」

 3年連続日本一になったチームで今オフ最大級の大幅アップ率を手にしたのは球団の“広告料”も大きな要因になっていた。三笠杉彦ゼネラルマネジャー(GM)は「(査定を勘案する要素として)侍でも頑張ってくれた」と説明した。

 高橋礼は今季初めて開幕ローテーション入りすると、初めて規定投球回に達して千賀に次ぐチーム2位の12勝をマーク。巨人との日本シリーズ第2戦では7回2死まで無安打投球を披露するなどポストシーズンでも日本一に大きく貢献した。「プレミア12」では先発、救援の両方を務め、韓国との決勝で勝利投手になるなど2勝を挙げ、世界一の原動力に。球団としては2009年の摂津以来10年ぶりの新人王も手に入れた。

 インパクトを与えるには十分すぎる投球フォームも相まって、一気にその名が知られるようになった。その分、求められるパフォーマンスのレベルが上がることも理解する。同学年のオリックス山岡と来年1月に行う合同自主トレで、春季キャンプで取り入れる予定だった投球練習とランニングを交互に行う“インターバル投球練習”を早くも実践するという。プロ2年間でまだない完投を「できる投手になりたい」と向上心を抱く。

 来年は東京五輪イヤー。初対戦の外国人選手にアンダースローからの力強い投球が有効なのは「プレミア12」で証明済みだ。自国開催の晴れ舞台に上がる可能性は十分。ただ「オリンピックは1度きり。でも、シーズンあっての五輪。そこの順番は間違ってはいけない」とホークス第一の姿勢を貫く。ホクホクの更改にも、気持ちまで緩むことは断じてない。(金額は推定)(鎌田真一郎)

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