元阪神の歳内、現役続行へ台湾WLでビックリ先発 白星も

西日本スポーツ

 元阪神の歳内宏明投手(26)が台湾プロ野球・味全の一員として、台湾で行われているアジア・ウインターリーグ(WL)に参加。自身5年ぶりという先発で計3試合に登板し、白星も挙げた。

 このWLで予定された最後の登板となった9日は、本拠地の斗六で韓国プロ野球(KBO)選抜相手に先発。5回の予定だったが、無失点の好投で6回2死まで続投し、初めて勝利投手となって試合のMVPにも選ばれた。

 ヒーローインタビューで「台湾に来て先発で勝てたということを本当にうれしく思います」と笑顔。チーム発足から間もない味全は、ドラフト指名されたばかりの選手が大半で、年下の同僚たちから「ヒロさん!」と祝福された。

 福島・聖光学院高時代にスプリットを武器に甲子園を沸かせ、ドラフト2位で2012年に阪神入団。右肩痛の影響もあって17年オフに育成契約となり、18年7月に支配下復帰も、1軍再登板の機会はなかった。プロ通算57試合登板、2勝4敗4ホールド、防御率4・15だった。

 10月に阪神から来季契約を結ばない旨を通知された。現役続行を目指し、右肩の状態の安定を図って短期契約で台湾WLに参加。味全はチーム強化のため単独チームで同WLに参加も、投手陣が育成途上で駒不足という事情もあり、同様に元DeNAのバリオスら複数の外国人投手と契約していた。もとより日本人投手への興味も強かったという。

11月に入って味全に合流した歳内。12球団合同トライアウト参加のための一時帰国を挟み、夫人と2子と離れて単身で1カ月余り当地に滞在。同じ日本人の川崎(コーチ兼任)が同僚で、歓迎されたが投手と野手で練習は基本的に別。言葉の壁もあって手探りだった。チームには救援の経歴を伝えていたが、予告先発で先発起用を知って驚いた。

 最初の2試合は中4日で4回を投げ、若い野手陣の失策をカバーしきれず、ともに黒星。最後の3試合目は間の雨天中止もあって中6日だった。3試合とも70球以上を投げ、期間中の防御率は2・63。「ずっと中継ぎだったので、先発で中4日で(ローテを)回ったりというのは始めての体験。本当にいい経験ができた」。ヒーローインタビューで今後について「どこかで野球を続けると思う。自分のピッチングをできたらいいなと思います」とも話した。近く台湾から帰国する。台湾WLは15日までの日程。

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