「2、3年前は想像つかなかった」 東京五輪へ 新体操代表16歳が主力組

西日本スポーツ 末継 智章

 新体操団体の日本代表「フェアリー(妖精)ジャパン」が6、7日に福岡県宗像市で公開した合宿で、熊本市出身の稲木李菜子(16)=東京・駒場学園高1年=が参加した団体メンバー9人のうち、5人の主力組に入った。昨年10月のトライアウトに合格し、代表入りしてわずか1年余り。特長がチームの強化ポイントと合致しており、東京五輪出場が期待される。

 日本代表は9月の世界選手権で44年ぶりの団体総合銀メダルを獲得。東京五輪ではDスコア(演技価値点)を上げるため、さらに技と技の間隔を狭める。日本体操協会の山崎浩子新体操強化本部長は特にボールについて「正確な位置に投げないと演技がつながらない」とポイントに挙げており、ボールを得意とする稲木はアピールのチャンスだ。

 稲木は6歳の時、3歳上の姉が通うみどり新体操クラブ(熊本市)を見学し「曲に合わせて難しい動きをして踊る姿に引きつけられた」と入部した。山崎浩子本部長が「高い技術力を持つ」という正確な手具操作が持ち味で、2017、18年とアジアジュニア選手権の団体総合2連覇に貢献。「2、3年前には想像もつかなかった」という日本代表入りを果たした。

 今夏に一度レギュラー入りしたが、世界選手権のメンバーからは落選した。「ここというときに決められない気持ちの弱さを感じた。今は周りを感じながら演技するよう意識している」と悔しさを糧にし、より息の合った動きを心がけるようになった。ミスを引きずりがちだった性格も、代表入り後に気持ちを切り替える大切さを学んで徐々に改善。代表定着へ一歩ずつ前進している。(末継智章)

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