ソフトバンク嘉弥真に危機感 ルール変更も見据え「対応しないと」

西日本スポーツ 山田 孝人

 福岡ソフトバンクの嘉弥真新也投手(30)が11日、「脱・ワンポイント」を宣言した。左キラーとして積み重ねてきた自身の持ち味を生かしながら、右打者への強さも兼ね備えることでより一層の進化を図る。今シーズンは3年連続となる50試合以上の登板を達成した頼れるサウスポーは起用の幅を自ら切り開く。

■V旅行中も練習

 常勝軍団ソフトバンクの左キラーとして、確固たる地位を築いた嘉弥真に「満足」の2文字はない。描く理想は、打者の左右に関係なく1イニングを投げきることだ。「まずは、右打者をしっかり抑えられるところを(首脳陣に)見せないといけないですね」とアピールへ意欲を燃やした。

 今季も要所での左殺しで3年連続の日本一に貢献した。54試合に登板して防御率は2・61をマーク。対左打者は2割2分5厘(89打数20安打)と封じた。一方で右打者は3割3分3厘(27打数9安打)と課題も残した。来季は戦略上重要なワンポイントなどの起用にきっちり応えることはもちろんながら、ストライクゾーンの両サイドを有効に突くなど右対策にも一層力を入れて取り組み、1イニングを投げきる機会も増やしたい考えだ。

 米メジャーでは試合時間の短縮などを目的に、ワンポイントでの登板が禁止される方向だ。「(仮に日本も)ルールが変われば対応しないといけない。頑張っていかないと」。過去にはコリジョンルールや申告敬遠など、米国の規則を日本も導入した例があるだけに危機感もある。

 11日はヤフオクドームで自主トレし、キャッチボールなどで体を動かした。追加招集で初選出された侍ジャパンで世界一に輝いた後も、来季を見据えて長期休暇は取っていない。今年2月のキャンプでは股関節の違和感に悩まされ調整が遅れたこともあり「股関節のトレーニングもしました。来季は(五輪の影響で開幕が)早いので間に合わないですから」。ハワイへのV旅行中も体を動かすなど早め早めの対策でさらなる飛躍を狙う。 (山田孝人)

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