ソフトバンク内川、最年長首位打者狙う バレ加入も「プラスに」

西日本スポーツ 倉成 孝史

■名球会ゴルフ参加

 【ホノルル(米ハワイ州)倉成孝史】福岡ソフトバンクの内川聖一内野手(37)が11日(日本時間12日)、プロ野球史上最年長記録となる38歳を迎えたシーズンでの首位打者獲得に意欲を見せた。これまでの最年長は、1989年のクロマティ(巨人)ら3人の36歳シーズン。初参加した名球会チャリティーゴルフで多くのレジェンドから強い刺激を受けたヒットマンが、20年目の節目に自身3度目のリーディングヒッターを目指す。

■大先輩から刺激

 肌を突き刺すような強い日差しと、レジェンドたちからの言葉に内川のハートはたぎった。昨年は開催されなかったため、初参加となったハワイでの名球会ゴルフ。最年少ということもありプレー中は「緊張しない時間がない」と苦笑いしたが、ラウンド後の表情は、これ以上ないほどの充実感と来季へ向けての力に包まれた。

 「どの方とお話しても『1年でも長く現役をやった方がいい』と言われた。『やりきった』すごい方ばかりなのに。本当に大きな刺激になった」

 自身もそうだが、周りは打者なら2000安打以上、投手なら200勝もしくは250セーブ以上を達成した名選手ばかり。自分で引き際を決められたはずの先人たちの金言に、現役でプレーできる幸せを再確認すると同時に、もう一度そのバットで光り輝きたいという思いを高めた。

 内川が掲げる目標は、史上最年長での首位打者獲得だ。「今年19年目で初めてゴールデングラブ賞を頂けた。1年間出た証しだし、来年はもう一度、打撃のタイトルを取って、またゴールデングラブも欲しい」。守備での初タイトルを取ったからこそ、希代のバットマンの血は騒ぐ。自身を含めて史上2人しかいない両リーグ首位打者経験者は、これまで誰も成し遂げていない38歳シーズンでのリーディングヒッターを狙う。

 これまでの首位打者の最年長は1979年のミヤーン(大洋)、89年のクロマティ(巨人)、2008年のリック(楽天)の36歳シーズン。「(打率は)ここまででいいという基準がない」。内川は08年に右打者史上最高となる3割7分8厘を記録。今季は打率2割5分6厘と低迷したが、常に首位打者という頂点を狙い続けることが自身の「V字回復」にもつながると信じている。

 最後に自らに言い聞かせるように口を突いた言葉はさらに熱を帯びた。「1年間出ないとタイトルは取れないわけですから」。バレンティンの加入は秒読み段階。内川はまず激しいレギュラー争いに身を置かれる。「それさえも自分のプラスにしたい」。ワイキキで語った熱い思いを偉業につなげていく。

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