侍稲葉監督が激白 周東アピールはノムさん流「陽動作戦」だった
■福岡でトークショー
周東アピールはノムさん流“陽動作戦”! 侍ジャパンの稲葉篤紀監督(47)が12日、福岡市内でトークショーを行い、初優勝した国際大会「プレミア12」で足のスペシャリストとして活躍した福岡ソフトバンクの周東佑京外野手(23)についてメディアを通じてライバル国に情報戦を仕掛けていたことを明かした。
同大会で参加選手中トップの4盗塁を決めた周東は、侍の切り札として存在感を発揮。その注目の高まりを稲葉監督は武器に変えた。「佑京の名前をどんどん出してメディアが使ってくれたら、相手に情報としてインプットさせられる。そのため情報発信した」。露出を増やして警戒心をあおることで、相手投手を乱す狙いもあったという。
引き合いに出したのは、自身がヤクルトの選手だった1995年のオリックスとの日本シリーズ。“ID野球”を駆使した野村監督は戦前にイチローへの内角攻めをメディアの前で吹聴。稲葉監督が「実際はそうでもなかった」と振り返るように、作戦がはまったのかシーズン打率3割4分2厘だった安打製造機を2割6分3厘に抑え込んだヤクルトが日本一になった。
かつての恩師の戦略を実践して世界一をつかんだ指揮官は「日本は発信力がある。活用できるかも、作戦の一つ」。東京五輪での金メダル獲得の期待が高まる中、不敵な笑みをのぞかせた。 (鎌田真一郎)





























