全国高校バスケ精華女子 元U18日本代表の樋口が打倒桜花へけん引

西日本スポーツ 末継 智章

 バスケットボールの第72回全国高校選手権大会(ウインターカップ)が23日、東京都調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザなどで開幕する。3年連続で出場する精華女子(福岡)は元Uー18(18歳以下)女子日本代表の樋口鈴乃主将(3年)が、憧れの先輩で女子日本代表の林咲希(JXーENEOS)から受けた「リーダー論」を参考にしてチームを統率。打倒桜花学園(愛知)と初のベスト4入りを狙っている。 (末継智章)

■樋口主将日本代表の言葉参考に

 ベスト4を目標に掲げる精華女子は、順当なら準々決勝で全国総体を制した桜花学園とぶつかる。厳しい組み合わせになったが、樋口主将は控えめだった昨年までとは見違えるほど強気だ。

 「組み合わせが決まってから、練習も試合も常に桜花学園と当たる4回戦(準々決勝)と思って取り組んでいる。最後の年は目標を達成して終わりたい」

 高校入学直後、PGとしての素質を評価していた大上晴司監督から「3年になったらキャプテンを任せる」と指名された。「人前で話すのがすごく苦手で。自覚も責任もなかった」という樋口が腹をくくったのは、昨年のウインターカップ後、新チームが練習試合のために白鴎大(栃木)へ行くと、そこに来ていた先輩で同大学OGの林に言葉を掛けられた。

 「『勝ちたいなら、勝ちたいと思っている人が行動するべきだ』と強く言ってくださった。主将としていろんな人の気持ちを聞いて考えるだけでなく、自ら行動を起こして思ったことを伝えた方がいい、と」。その後は体育館に入ると心の中でスイッチを入れ、積極的に話す主将を“演じる”ようになった。

 主将に就く前はあまり話していなかったベンチ外のメンバーとも言葉を交わし「サポートしてくれる子たちの気持ちを尊重するようになった」。現チームでは得点すると必ずベンチや応援席を指さす約束を決め、一体感を高めた。1年時から一緒に試合に出ているUー18日本代表の三浦舞華(3年)とも意見をぶつけ合い、連係を深め、アイコンタクトでパスが通るようになった。

 昨年の3回戦で延長の末に敗れた八雲学園(東京)と、今回の初戦で再戦する。昨年の対戦でチーム最多の27得点を挙げた樋口は「リベンジする。チームのシュートやリバウンドの精度を高めながら、大事な場面では私が決める」と誓う。精神的にも攻撃の司令塔としてもチームを支え、4強へと導く。

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