ソフトバンクと基本合意のバレンティン 活躍の鍵「生活環境」も着々

西日本スポーツ

 福岡ソフトバンクが、獲得に乗り出していたウラディミール・バレンティン外野手(35)と基本合意に達したことが14日、分かった。球団側は受け入れ態勢などを着々と進めており、年内にも正式に発表される見通しだ。シーズン60本塁打のプロ野球記録を持ち日本通算288本塁打。球史に名を刻む大砲がホークス強力打線の一翼を担う。

■SNSで古巣に感謝

 4年連続日本一と3年ぶりのリーグVへ。最強“アーチスト”が工藤ホークスに加わる。担当者が渡米して、交渉を進めていたバレンティンと基本合意に達した。ヤクルトを自由契約になった後、ソフトバンク以外に獲得に乗り出す球団はなかったとみられる。2日に自由契約選手として公示された後、一気に仕掛けた速攻アタックも効果的だったようだ。

 球団側も受け入れる準備を着々と進めている。これまで9年在籍したヤクルトは在京球団。日本への在住歴は長いとはいえ、東京から遠く離れた福岡での生活にストレスを感じることのないよう、既に住居などもバレンティンの意向に沿って選定中という。

 バレンティンは2013年に日本記録となるシーズン60発を放つなど、日本通算は288本塁打。来日9年で30発を8度もクリアするなど、その実力は折り紙付きだ。10年目を迎える来季からは日本人選手扱いとなるなど、多くの外国人選手がいるソフトバンクでも起用の選択肢が狭まらない。これまで三笠ゼネラルマネジャー(GM)も「外国人扱いでないことも魅力の一つ」と明言している。

 東京五輪が開催される特別なシーズンへの対策も兼ねる。ホークス勢の日本代表選出はもちろんのこと、キューバ勢は五輪予選に招集される可能性が高い。かねて同GMも「われわれの試合以外のところで状態を左右する要素がある年。それに足りるような戦力を提供できるかどうか」と話しており、打線面での十分すぎる“備え”ともいえる。

 14日にバレンティンは、自身のSNSに古巣のヤクルトに対する感謝の思いをつづって退団を示唆したほか、近日中にも去就を正式に発表する意向を示した。17年以来となる3年ぶりの「完全V」へ。超強力な戦力が、ホークスのユニホームに袖を通す。

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